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増田宗昭が格好いい

カルチュア・コンビニエンス・クラブ、CCCという会社を知っていますか?

TSUTAYAや蔦屋書店やTポイントカードをやっている非上場企業で、企画会社だと自称している。この会社の創業者CEOが増田宗昭。

私とは直接関係ない会社という設定でTwitterをしているが、今日増田宗昭がイベントでかっこいいことを言っていたのでどんな事を言っていたのか少し紹介したいと思う。

今日、T-VENTUREプログラムというCCCの開催するベンチャープログラムがあった。

数年前から事業会社がベンチャープログラムをやるのが流行っていて、T-VENTUREプログラムはCCCと協業することが前提で作られている。

今年はどの会社も素晴らしい企画を持ち込んできていて、どこが賞をとってもおかしくないという感じだった(受賞するとTポイントが100万ポイントもらえる)

特に素晴らしい企画を提案してきた企業がその賞をとり、最後に増田宗昭が今回の挑戦者に向けて何かを言い始めた。記憶が曖昧な部分もあるがご容赦いただきたい。

「今回の審査も、意見が割れた、というか対立した。どっちの方がいいか、議論して対立して【権力】の強い方の意見が採用されて今回の結果になった(会場笑い)。企画は意見が割れるぐらいがいい。みんなが納得するような新規性の無い物は意味が無いし、僕はやらない。反対意見が出るぐらいがいい。代官山蔦屋書店は最初自分以外経営陣の全員が反対していた。」

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「みなさん知っている人もいるかもしれないけど、アフリカの諺で「早く行くなら一人で行け、遠くへ行きたいならみんなで行け」というものがあって、会議とかで「こんなこと俺一人でできる!やったるぞ!」と思うこともあったけれども38年間、”みんな”でここまでやって来れた。今日の登壇企業のみなさんの”みんな” にCCC入ることができるように願っています。」

カルチャーのインフラが無いような田舎や山奥でも最新の文化的なコンテンツに気軽に誰でもアクセスできるような、それを沢山のオーナー様が挑戦できるようなレコード屋・本屋を始めたこの男は企画をやる挑戦者への敬意を欠かさない。

CCCには三方良し、という
・自分良し(自社にとって経済的利益になる)
・相手良し(商売相手にとっても経済的利益になる)
・世間良し(世間にとって良い)
・(ここは会社なので社員良しという、社員の成長につながるか、も入る)

という考え方があり、この3つが成り立っていないと大きないい商売にはならないと言われ、企画の評価基準になる。この考えに完全にはそぐわないビジネスも存在し、社内では議論の対象になっていたり、Twitterで非常に厳しい声を見て自分がどうできるか考えたりもする。セキュリティと法律に詳しい先生がボロクソに批判をしているのを見て、これを変えていくのが僕の仕事の一つだと念じたりしている。

実際に初期メンバーや元社員はTSUTAYAのフランチャイズ契約をしてTUSTAYAオーナーになったりしていて、本社の社員がフランチャイズを自分で始めてしまうという状態がどれだけ相手良しを意識して商売をしているかが理解できると思う。コンビニフランチャイズチェーンの本社社員の人がコンビニオーナーになりたいと思うだろうか?

この男が38年間どのような物語の中で行きて来たのか、29年しか人間してない僕には想像もつかないが、いわゆる大成したメチャメチャ強い人が若いチャレンジャーに敬意を払って自分たちは「みんな」でやってきたと、我々もチャレンジャーの皆様の、「みんな」に入れてもらえるように、という言葉がスッと出てくるところに、この資本主義ゲームという協力ゲームで勝ち上がった男の本質が滲み出ていて、とんでもない化け物を目の前にしているのいではないかと本気で思う。

僕も3年前にこの会社のT-VENTUREプログラムに相棒と応募して、「Twitterのアカウントを入力したら、発言内容を解析して、その人にとって最高の映画のランキングを計算するプロダクトを作ってきた。SNS時代のパーソナライズはこれだ!この企画で一緒に商売をやりたい!」と言って話をしていたら、いつの間にか社員になってしまった。会社の中ではチャレンジャーに対する尊敬の念をとても感じる。全体会議でいろんな支社長が薩摩藩が採用していたらしい「男の順序」という挑戦する人を評価する評価基準が素晴らしい、この方向に向かいますという話をしたりする。

CCCは大き過ぎて僕個人では全体を知ることはできないのだけれども、僕の見えている範囲では挑戦する人を応援する人がとても多く、衝動的に行動することの多い僕でさえ不安定な精神ながら3年間挑戦を続けられている。出戻りも多く、退職で終礼を行う際にも「また戻ってきていいよ!」とか「上手くいかなかったら戻っておいで!」と言って送り出してきたのを見ていて、こんな会社あるのか、と驚く。実際に一度出て行った人が強くなって帰ってきて、今すごく活躍していたりする。

僕が今社内で取り組んでいる仕事も現在三方良しになっていない商売を三方良しに変えていくための機械学習、応用数学の仕事で、今自分が関わっている業界で一番解決すべき問題だと思っている。大学で偏微分方程式を解いている間は、大企業で会社員をやるとも思わなかったし、ましてやこの会社でこんな業界業種で思いもよらなかった。

僕はみんなと遠くに行きたいと思う。

ーーーーーーーーーー増田宗昭かっこいいの話ここまでーーーーーーーーー


こんな記事をこんなところまで読んでいる就職活動中の理数系の大学生大学院生のあなた!自分の数理モデリングの能力やコンピュータサイエンスの能力を活かす就職先として、もしくは、遠くに行く”みんな”としてCCCを検討していただけないでしょうか。新卒採用やってます。

僕らのチーム

新卒という年齢ではなかったり、自分は絶対新卒という枠に収まりきる自信がないというORや応用数学の腕に覚えがある方は僕にDMしてください。まだ会社に古い部分も残っているので短期的には良い報酬を約束することはできませんが、我々のチームのカジュアル面談から始めさせていただきたいと思います。我々のチームは多くのお客様により良い幸せを届け、TSUTAYAだけでなく業界を変えていくつもりでやっています。一緒に遠くに行きましょう。

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