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新規事業公開壁打ち

最近プログラミングスクールというものが沢山お金を取るのにあまり就職できない、ポートフォリオ(就職活動の際に自分の実力を示すために作成する卒業制作物)なるものを作ることができないという話を聞く。

既存サービスに対する文句は新規サービスのチャンス!!今の問題を解決するサービスを思考実験したいと思う。

サービスを一言で表すと
現役のエンジニアが履歴書やポートフォリオを公開してプログラミングを学びたい生徒が先生を選び、先生が承諾するマッチングサービス

現在の世間で提供されているUX例:
キャリアの事を考えてプログラミングを勉強したい和夫くんは人生一発逆転のプログラミングを勉強するため80万円を払い、プログラミングスクールに通う。ポートフォリオとして写真閲覧購入サイトを作ろうとするも途中で挫折。刺し身にタンポポを乗せるアルバイトから抜け出したい。

実現したいUX例
そこそこの値段(20万)のプログラミングスクールで基本のkを覚えた和夫くんはポートフォリオの作成過程でこのサービスを知る。ポートフォリオとしての写真閲覧購入サイトでどのように写真を保存するかの相談をお願いしたいと思い、このサービスで"Webサービスでの画像ファイルのアップロードや保存方法の相談がしたいです"と入力した状態で先生を検索する。検索クエリに"webサービス設計"のタグを入れて検索し、"webサービス設計"タグが付いた先生の一覧を見つける。先生がアップロードしている履歴書やポートフォリオや自己紹介を確認し、webサービス設計で時間3000円を目にし、授業依頼のボタンを押す。翌日先生はこれなら俺が教えれるな、と思い受託ボタンを押す。受託の通知が届きCHATで日程の調整とZoomのURLが届く。ライブコーディングや面談でAWSのS3の使い方を教えてもらい6000円を使い授業を受けて先生に払う。また相談があればどうぞご利用くださいとなる。宿題がもらえるかもしれない。結果5万円と和夫くんの努力でポートフォリオは完成して和夫くんは素晴らしい企業に就職する。

私最強データサイエンティスト志位++和夫が提供されたいUX例
和夫くんは参加したCTFでバイナリの問題が解けない、どうしても仕組みがわからないアセンブリの関数があり困っているとする。"〇〇ctfのアセンブリの問題のhogegeが解けません。仕組みのわからない関数があり、一緒に読んでほしいです。"と入力して時給5000円以下でバイナリタグの付く先生を検索する。顔見知りの先生を発見。やさしい先生に一緒に解いてもらい、次回挑戦するctfで自分でバイナリの問題が解けて嬉しくなる。

生徒がやる気が無くてポートフォリオを作れないなら仕方無いが、先生のカバーできる範囲が少ないなら多様な現役バリバリの先生がそれぞれ対処してくれればいい。

そしてマトモな人が先生するなら現役のエンジニアでも授業を受けたい。

マネタイズ

基本はエスクロー、ユーザは2択選べる。非公開な授業ならマージンが10%、授業をYoutubeのプライベート公開をして先生の過去の授業のページに設置するならば3%としようと思う。先生も新しい授業を依頼される宣伝になる。

ここで、直取引のリスクは発生するが、別に構わない。先生と生徒で仲良くなって無償で教えてあげても、その後の就職の面倒を見てあげても、いい師弟関係を築いてもらってもいい。エンジニアと言う職業が有機的に繋がる職業になったらそれはそれで素敵な世界だ。

このサービスのお金を払う価値は、TwitterアカウントやCVやポートフォリオなど、本来人事担当者が参照するような実力が見える形で受けられる授業にある。駆け出しエンジニアだけではなくて、現役のエンジニアが自分の幅を広げたいときにも使える。

もしこれをやり始めるなら、今後様々な決めの問題が発生すると思うけど「現役のエンジニアによる実力が保証された授業がある程度のお金を払えば受けられる」という価値にフォーカスしたプロダクトにしていきたい。

お前これやるの?

今僕はまだこのサービスを本気で始めるつもりはないけど、誰かがやってみたい言うのであれば何らかの形で応援したい。反響が大きければ考える。少なくとも僕は講師側でも生徒側でもこのサービスを使いたい。一生勉強し続けるエンジニアという生き物が何歳になっても他人に教えてもらうのは自然じゃないか。その出会いがチップで成り立つなら素敵なことだ。

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