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マジでNFTで電子書籍管理するときの問題点

思考実験としてNFTで書籍を管理する思考実験をやろう。
現存する書籍の閲覧方法と比べて少しでも利点があったら「NFTでの電子書籍管理は成立する」とゴールを決める。

結論

成立する

現段階で電子書籍を読む方法は3つ
1.電子書籍サービスを使い、購入する
2.自分で電子書籍を自炊する
3.犯罪的に違法アップロードを読む

NFTでのサービスの建付けは以下のようにする
1.著者がpdfをサービスに預ける
2.閲覧者がサービスに料金を払いNFTを得る、もしくは市場でNFTを購入して所有権を得る
3.サービスは、閲覧者からの申請に対して該当NFTの所有権が閲覧者にあることを確認し、サービス指定の文字列を電子署名されたシグネチャを受け取ったら、ステガノを入れたpdfを渡す

この建付けの、既存サービスとの違いについて話したい。

電子書籍サービスとの違い

一旦買った書籍を他社に売却することができ、消費者にとって相対的に購入金額が安くなる。出版社や著者にお金を更に還元できる。

自炊との違い

秘密鍵さえ持っておけば管理が楽。書籍を買ってスキャナを買ってスキャン開始!という作業をしなくていいので楽。友人に貸すにも便利

違法行為との違い

警察からガサ入れの心配がないという心の安寧を得られる

カウンターへの回答

Q.出版社や著者が不利益を被るのでは?
A.出版社は資本主義に従ってもらう。自分でこれを始めるか始めたこれの一番サービスがいいところで、このプラットフォームにあった商売を展開するといい。著者には今まで入らなかった中古売買での収益が入るので素晴らしい。

Q.犯罪者をどうするの?
A.ステガノを潜り抜けられないと思う。そのコストが違法視聴サービスの収益と割が合わないようにできると思っている。このサービスにはセキュリティエンジニアがたくさん必要。大企業がやるべき。

Q.サービスが潰れたときにこのNFTの価値は?
A.中古の売買をする限りお金が継続的に入ってくるのだから、サービスは潰れにくいと思う。最低限所有した瞬間にダウンロードしておけばこのNFT自体が提供する価値を担保していると思う。1000円の書籍のNFTを5000円で買う行為自体がリスクある行為と知っているはず。TSUTAYAには1000円で置いてあるんだから。あとリスクが嫌なら早く売れ。

Q.pdfが世に出るのヤバくない?
A.漫画借り放題サービスと自炊で既にヤバい。漫画村はいくらでもある。

Q.ステガノ違法アップロード警察大変じゃない?
A.セキュリティエンジニアチームを抱えて育てよう。

意見聞きたいです。リプライでもDMでも社内での声掛けでもlinkedinでのスカウトでも何でもお願いします。皆様からの忌憚なきご意見をお待ちしております。

追記:
Q.ステガノを入れてもNFT*公開鍵の組み合わせが判明するだけでガラをとれないのでは?
A.とれません、犯罪コストを少し上げることができるだけです。

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