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「高齢者のせん妄ケア」

お疲れ様です、今回は「高齢者のせん妄ケア」の
・日常で起こりやすいせん妄発生要因とそれに必要なケア
についてお話しします

【日常で起こりやすいせん妄要因】
前回も長々お伝えしましたが
今回はひとまず下の6つだけ覚えておいて貰えると良いかなといったものです


になります
それぞれリハ視点に合わせて説明しますと、
1) 睡眠障害
リハとしてポジショニングは重要になるかなと、特に4の低酸素状態にもつながる為、頸部が過伸展して呼吸苦に陥りやすい状態になっていないか確認してみると良いかと

2) 排泄トラブル
オムツは自己尊厳を低下させるともあり出来るだけ外したい物ですが、重介助者である程難しいかと、リハとしては腹圧コントールを促す為にも体幹筋は鍛えて適度な離床や筋トレ等行きたい所かと思います
3) 絶飲食・脱水
体に悪い理由は言わずもがなですね、病院では関わる時間の多い僕らで雑談がてら好物等早めに聞いておくと良いかも?
4) 低酸素状態
こちらも想像しやすいかと思いますが、意識障害等にもつながる為、心肺機能の改善や呼吸のしやすいポジショニングは重要になります

5)ルート類の装着、身体拘束
・身体的に筋力や可動域低下、食欲低下、心肺機能の低下があり
・精神的にも不安や怒り、屈辱
認知症の進行になりかねない
と言った問題点がある
リハとしては、関わり辛い所かと思いますが、個人的には
暴れる時間→休憩する時間になる様リハの負荷量の調節や拘束になった根本原因を本人と細かく話せると糸口が見えてくるの
ではないかと

6) 視覚・聴覚の障害
視覚からの刺激はせん妄発症との関連が認められていると
例えば刺激として有用なケアには
①カレンダー、時計をみえる位置に置く
②日常の会話やケアの中で見識(日時・場所・人)
の話題を盛り込む。
③眼鏡,補聴器などの補助具を普段付けているように装着する。
④不快な照明。騒音を排除する。
⑤テレビ,ラジオなどの情報を流す。
⑥コミュニケーション量の維持のために心地よい会話量を維持する。
とのこと
今回はこんなところで、次回は
また違う物をお伝えしてみようかと、では以上📕

以下参考文献です👌

chrome://external-file/clinical_practice_51_5_436-1.pdf

https://www.fukushi.metro.tokyo.lg.jp/zaishien/gyakutai/torikumi/doc/zero_tebiki.pdf

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