アイドル誰がために歌う

Layn new song「主人公」配信開始!

2月4日に私が最近推しているアイドルグループ Laynの新曲「主人公」が各種サブスクリプションサービスで配信開始となった。

本楽曲は6月3日に行われる4thワンマンライブのテーマ曲として1月14日の成瀬ほの生誕祭でタイトルのみ告知され、その後歌詞の先行公開、複数バージョンの存在など少しづつ情報が公開されながら、満を持しての配信開始である。
なお記事のタイトルは歌詞の一節と、3月21日に行われるプレワンマンライブのタイトルと、何より私が愛してやまないサイボーグ009の昭和版アニメ主題歌「誰がために」より拝借している。

アートワークもこれまでと毛色の違う、昭和アニメの主人公のようなタッチ

先述の通りこの曲にはメンバー5人分のバージョンが存在する。
それぞれ歌詞もメロディーも共通で、ソロ部分を各メンバー毎の歌唱に置き換えた程度の違いだが、メンバーの声や歌い方の特徴の差で全く違う印象を受ける、まさに全員がそれぞれの物語の主人公である事を表現したような演出である。

各バージョン聴いた感想、抱いたイメージを書いていく。あくまでいちオタクが感じ取ったのイメージなので、各メンバーが表現したかった事とは違うかもしれないがそこは容赦願いたい。


主人公(成瀬ほのver.)

成瀬の正確なリズムと跳ねるような歌い方から受けた印象は"快活な正統派の主人公"である。
「だって僕は主人公」の部分にはセンターを張る彼女の自信が現れたような堂々としたものを感じる。

主人公(二色真鈴ver.)

二色の幼さのある歌声からは"困難に立ち向かいながら成長する主人公"という物語を感じた。
特にサビのスピード感はいくつもの障壁を越え全力疾走するも転んでしまい挫けそうになった所に、残りのメンバーの歌声が重なると同時に光とともに仲間から手がさしのべられ、少しの間を置いて決意の表情をする二色。
そんなオープニング映像が見えるようだった。

主人公(斉藤みるver.)

成瀬が少年マンガに正統派主人公なら、斉藤の主人公は"少女マンガの正統派主人公"と言ったところか。
優等生過ぎない可愛らしさのある歌い方が斉藤の可愛らしい

主人公(渡辺陽菜ver.)

渡辺は収録の時期に喉の持病が治りかけだったらしく少し掠れた歌声が、憂いのある歌い方と効果的に合わさって"大人になる主人公"が表現されている。
「それはいつかの映画エンドロール、クレジットは僕だった」に大人になった末に振り返った時のような実感が篭っている。
あと個人的に「あの空で高くかざした最高のピースサイン」のハァ⤴︎︎︎の空って歌い方が好き。

主人公(有田珠莉ver.)

有田の歌い方は普段のパワフルさを抑えた"優しい主人公"だった。
その優しさが万人に向けられる一方で、ふと夜空に投げかけたような「誰のために生きる」の言葉が1番大切な何かに気づきつつある様子でとても印象的である。


さて複数バージョン準備したという事で気になる野は今後のライブでの披露形式である。
2月7日の主催ツーマンライブで早速披露される事が発表されているが、プロデューサーによれば誰バージョンかはお楽しみとの事で、逆に言えばライブ披露も色んなバージョンがあるという事。

バージョン違いで振り付けやフォーメーションに違いはあるのか、そして何より肝心のワンマンでは誰か1人のバージョンになってしまうのか。
もしかしたらワンマン限定のバージョンなんかも……

配信開始したもののまだまだ気になる事がたくさんある新曲を引っさげたLaynのこれからにますます目が離せなくなったぞ。

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