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【解決】おしゃべりが止まらない子どもの理解と効果的な3つの対処

  • 大人の質問とは関係ないことを話し始める💦

  • 自分の好きなことについて話すと止まらない💦

  • 自分の知っていることを話し始めると止まらなくなる💦

お子さんのおしゃべりが止まらず、困ったことはありませんか?

家事や子育てに疲れている時もお構いなしに話しかけられると少しイライラしちゃうこともありますよね😣

相談される方の中には、毎日毎日お子さんのおしゃべりが止まず、ノイローゼ気味になってしまうお父さん・お母さんもいらっしゃいました😵‍💫😵‍💫

そんな時に関わりのコツがわかることで、「これでいいんだ」とスッキリされる親御さんも多いです😊✨✨

そこで今回の記事では、

  1. おしゃべりが止まらない4つの原因

  2. 解決!おしゃべりストップの効果的な3つの対処法

  3. NG!気をつけたい関わり

  4. 上手にコミュニケーションがとれるようになるコツ

以上の4つのポイントについてまとめました。お子さんの止まらないおしゃべりを止めて、お父さん・お母さんの時間も増えていく対処法について分かりますので、是非参考にしてみて下さい🍀

おしゃべり止まらないお子さんへの対応にお悩みのお父さん・お母さんの少しでもお役に立てればと思っております。もし、「なるほど!」と思えたら、今回の記事をSNSで広めていただけると嬉しいです。

🌟簡単な自己紹介🌟
🍀臨床心理士・公認心理師の朝日です。
🍀子育て中のお父さん・お母さんを心から尊敬しています。
🍀子育て支援&発達障害支援を10年間、毎年1500件以上対応してます。
🍀医療機関&療育施設で働いています。
🍀2人の子を毎日マインドフルネスに子育てしてます。
🍀専門家の視点から、少しでもお役に立てる&子育てが楽になる情報の発信を心がけています。

おしゃべりが止まらない4つの原因

1:こだわり💡

→興味・関心ごとが頭に思い浮かぶと、その事で頭がいっぱいになってしまうお子さんがいらっしゃいます。

→そうなると関心の強いことに気持ちがとらわれてしまい、それ以外のテーマに興味が向かなくなってしまっているため、止まらず話し続けることがあります。

2:状況理解が苦手💡

→「今話をしていい時なのかどうか」と言う周囲の空気を読むことが苦手なお子さんの場合、「今は話したらまずいな」と言うことが分からず話をしている可能性があります。

また、話したい気持ちを抑えられずに状況に関係なく話をするお子さんもいます。

3:今やっている活動がつまらない💡

→やっている事に興味がなかったり、やり方が分からなかったり、退屈なことが、自分の興味ある事に注意が移ってしまうきっかけになる場合もあります。

→分からないことの不安・緊張をおしゃべりで落ち着かせようとしているお子さんもいます。

4:上手く伝えられない💡

本当に伝えたいことを上手く伝えられずに、関係ないことを話し続けているお子さんもいます。

お子さんからすると、パパ・ママ、お友達の邪魔をしたり、困らせようとしたりと言った悪意は全くないんです。気持ちが安定すると、おしゃべりが収まることもあります。

おしゃべりを止められないお子さん側の気持ちとしては、発達障害 僕にはイラつく理由がある! (こころライブラリー)という本が親子の相互理解に役立ちます😘👍👍
発達障害にかかわらず、全てのお子さんの「困った」行動の理由がマンガで分かりやすく理解できるので、「ああなるほど!今こういう気持ちなんだな」と関わりに余裕がもてました😉

その場で効果的な3つの対処法

目で見て分かるようにも伝える🔅

→おしゃべりの最中は相手の声は入りにくいです💦
→ですので、今は「おしゃべりの時間ではない事」を絵カードやジェスチャー等も用いて、わかりやすくはっきりと伝えます🤫🤫🤫

→お子さんからすると話すことに夢中になっていて、いつやめればいいのか分からないので、教えてもらった方がわかりやすいんです🌞🧡

ものを実際に見せながら次の活動に促す🔅

→おしゃべりに区切りをつけたい際に効果的なのは、予告と同時に今やっている活動や次の活動を示すようにすることです🌸

例:今は「歯磨きの時間だよ」等と、おしゃべりしていい時間ではないことを言葉や絵カード等も用いて分かりやすく、はっきりと伝えます😁👍

→言葉でも絵カートでもスマホに撮った写真でも具体物でもお子さんがイメージしやすいものであればなんでも良いのですが、おしゃべりを繰り返す場合、「(色鉛筆を渡して、)次にお絵描きしようね」「(歯ブラシを見せて)はい歯磨きだよ」と活動に意識を向けられるようにしてあげましょう🌈

後で聞くことを予告する🔅

→「今お話ししません」と注意しても、しばらくするとまたおしゃべりを始める場合があります。ですので、後で話を聞いてあげることを約束します。

例:時計の針が6になったらお話聞くからねそれまで待っててね

例:お昼ご飯終わったらお話聞くね

→話を聞いてあげるときも、「時計の針が7になるまで聞いてあげるよ」と時間や回数を区切っておいて、時間が来たら「約束の時間になったね、ママはまたお料理に戻ります」と終わらせてあげることがコツになります。

ポイント1: このようにお子さんの気持ちを少しずつ満たしてあげながら時間を区切ってあげましょう。

ポイント2: ただおしゃべりをやめさせるより、おしゃべりをしていい時間といけない時間の区切りをつけることができるようにしてあげます。

ポイント3: 分かりやすく、ハッキリと伝えてあげる事が重要なポイントになります。

発達障害 僕にはイラつく理由がある! (こころライブラリー)にもお子さんの立場からしたら「こうしてほしい」というお子さんの希望がストレートに書かれていて、お子さんからすると親から本当はどうしてほしかったのかがとてもよく分かります。

気をつけたい関わり

叱っておしゃべりをやめさせる🚨

言葉だけでは注意の意味がわからない場合、すぐにまた話し始めますし、叱るだけでは改善しないからです。

  1. 不安緊張が強い場合は、ますます落ち着かなくなり、泣いたり怒ったりしやすくもなります。

  2. 話をして良い時間なのか判断ができていない場合、パニックにもなりやすいです。

  3. 伝えたいことを上手く伝えられずに、関係ないことを話し続けている場合、伝えたい気持ちがなくなってしまうから。

とはいえ、余裕がなくて忙しいとイライラして叱ってしまう事だって当然あります。

そんな時は、怒ると叱るの違いを意識しておくことが役に立ちますので、参考にしてみて下さい。

上手にコミュニケーションがとれるようになるコツ

親子で話を聞く練習をしてみましょう👍

→オモチャのマイク(大人が手をお子さんの口に近づけるだけでもOK)を渡した時だけ喋るようにして聞き手と話し手を交代して会話してみましょう。
→内容は「今日あったことを報告し合う」「好きな食べ物」「動物図鑑の好きな動物」等、楽しければ自由です。

どんな効果があるの?
→お子さんが聞くタイミングや話すタイミングが使い分けられるようになっていきます。

※こうした練習は家庭では、あまり厳しくしすぎないようにするのがポイントです。

→コミュニケーションが嫌いになってしまうからです。

最初は上手くできなくても「まあ、いいか」と、話すことも聞くことも楽しい事が伝われば、それだけOKです。

保育園や集団でのコミュニケーションの練習

ご家庭だけでなく、園の中でもできる関わりはあります。

1:おしゃべりの時間でないことを気づいてもらう

→今やっている活動の絵カード・写真・メモを見せて伝える

→「静かにします」カードを見せる

聞く練習の場合👍

視覚的にみてわかるルールで練習する

例;マイク、手をあげて当てられた人が立って話す

話を聞くときの姿勢を教える

可能であればクラス全体で約束事として練習しても良いでしょう。お友達どうしても意識してマナーが身についていきます。

上手に聞けたら褒める。

上手に聞けている時はしっかりと褒めてあげましょう。

他のお子さんができた時も褒めてあげて下さい。

褒めらていくことで、お子さんはちゃんと話を聞こうと、やる気が出ますし、少しずつですが、好ましい態度を身につけられるようになっていきます。

活動に興味がない、やり方が分からない場合の対応✨

このようなことが理由で、自分の興味のあることを話し始めてしまう場合もあります。

そのような際は、お子さんのレベルに合わせて関心が持てそうな活動や、出来そうなレベルの活動や保育者が手を加えてあげるといったサポートがあると落ち着くお子さんは多いです。

自由時間に時間を決めて「お話をする時間」を約束し、本人が満足して話せる時間も作ってあげましょう

→見通しが持てるので、おしゃべりせずに活動に参加しやすくなる。

→一定の欲求が満たされることで気持ちが安定して話すことにこだわらなくなることもあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

おしゃべりを止められないお子さん側の気持ちとしては、発達障害 僕にはイラつく理由がある! (こころライブラリー)がとても分かりやすかったです。

この本の場合は「発達障害」として括られていますが、発達障害があるないに関わらず、子育てをしているお父さん・お母さんや園の先生にとってお子さんの本音がわかります。おしゃべり以外にも

  • 「過ちを注意すると逆ギレする」

  • 「感謝ができない」

  • 「謝らない」

  • 「怒りを止められない」

  • 「勉強に集中できない」

  • 「物をなくす」

  • 「忘れ物が多い」

  • 「物にぶつかる」

  • 「叱ってもやめない」

お子さんのこんな「困った行動」を解決する工夫とヒント、お子さん側の本音が分かるので、お子さんに合わせた関わりが分かったり、「そうだったんだ!」と言う新しい発見も見つかりますので、ぜひ参考にしてみて下さい(ちなみに内容も面白くて笑えます)。

今回の記事の内容が少しでも日々の子育てのお役に立てれば嬉しいです。

内容が良いと思ってもらえたら、是非シェアをよろしくお願いいたします。

最後まで読んで下さりありがとうございました。

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