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育児初心者だけど「これだけは守ろう」と決めていること


こんにちは。りんです。

私はもうすぐ2歳の息子を持つワーママです。
子どもは現在1人。

2年間育児をしていますが、日々初めてのことばかりで試行錯誤しながら
毎日を送っています。

私は一人っ子で兄弟もおらず、
小さい子と触れ合う機会は息子を産むまでほぼなし。

息子を出産したはいいものの、

全然寝てくれないのなぜ……?(切実)
母乳全然出ない……!
離乳食、作るタイミング難しすぎん……?
夜泣き、1時間おきとか聞いてない……!
仕事復帰、ハードすぎん……?
うわー!40℃の熱が出た……!
イヤイヤイヤイヤがエンドレス……!


もちろん息子は可愛いのですが、
正直、頭の中は毎日こんな感じです。

育児に慣れたなと思う瞬間はほぼありません…


最近は
「イヤイヤイヤイヤ!」
「お風呂イヤ!入らない!」
「ご飯イヤ!桃くだしゃい!!!(桃好き)」
を連呼する息子を前に、抜け殻になっている毎日です。


そんな私でも1つ、息子と向き合う中で決めていることがあります。

それは

「子どものペースを追い越さない」

こと。

私は見通しをもって何でもやりたいタイプであり、それなりに見通しをつけることも得意です。

映画やドラマなども先にネタバレを見たいタイプ。

先が見えることでとても安心する性格なのだと思います。

ただ、それを子育てにも持ってこないように気をつけなければいけないなと思っています。

子どもより少し長く人生を生きているので、子どもがしようとすることに対して「そうするとこうなってしまうよ」「これはしないほうがいいと思うよ」とついつい言ってしまいそうなのです。

そして、何よりそのことによって自分が安心したいのだと思います。

“親ごころに溢れた”親は、あらかじめ予想される失敗に対して、あれもこれもと準備を整えてしまうのです。

子育てがつらくなったら読む本  宮田雄吾 
情報センター出版局 2004


また、私は一人っ子長女として母子家庭で育ちました。
母も、「母子家庭ということで我慢をさせないように」という思いで、
女手一つで必死に育ててくれたのだと思います。

しかし、そんな母の期待は私にとっては非常に重たく感じることもありました。

「これについて興味があるなあ」
と軽い気持ちでぽろっと言うと

「はい、これについて調べておいたよ」
「これには○○という本がいいらしいから、借りてきたよ」
「△△が欲しいんでしょ」
……

母が”私のためを思って”行動する勢いに反比例して、
私の興味はどんどん失われていくのを感じました。

「もうこれについてはいいや(興味がなくなった)…」
と勇気を出して告げると、
「ここまでしてあげたのに」
「本当はしたいんでしょう?すればいいじゃない」
と母は不機嫌になっていました。

そのとき、
「これをやりたい」と思ったのは自分であり
それにエネルギーを一番傾けたいのは自分でありたい

と思う自分がいました。


自分ではない他者がそれを上回る勢いでエネルギーを向けていると、
「これ」は一気に他人事になってしまうのだと、子どもながらに感じました。



子どもは私から生まれたけれども、私とは全く別の人間です。

子どもが「これをやりたい」と言ったとき、
私は息子が何か興味を持ってくれたことが嬉しくてつい先を走ってしまうかもしれないな、と思っています。

そこをぐっとこらえて、
息子が進んでいくのを後ろからさりげなく追いかけていきたいです。


子どもがいろんな道を選択できるような土壌は作っておくけれども、
そこに何の種をまくのか、そしてどのように水や栄養を与えていくのか、
それを決めるのは子どもです。

育てている間も雑草が生えてきたり、強い風が吹いてくるかもしれません。

そのときにも、雑草を抜くのか、支柱を立てるのか、
必要な情報は提供しますが、自分の考えをもってその情報を選択していくことが大切であると感じます。


子どもが、どう考え行動するのかを根気強く見守り、
必要なときに支えられるような親でありたいです。

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