令和2年論文式試験【企業法】

こんにちは。

令和2年公認会計士試験(論文式試験)の開示答案【企業法】を公開します。

得点比率等

第一問

素点:42.5/50

偏差値:70.7

第二問

素点:32/50

偏差値:60.7

合計

素点:74.5/100

偏差値:65.70

順位:58位

開示答案

第一問:偏差値70.7(素点42.5)

画像1

第二問:偏差値60.7(素点32)

画像2

所感

【第一問】

1-1:1科目目ということもあり、緊張しすぎて手が震えていたのを覚えています。行数が少ないにも関わらず総論部分に行数を使ってしまいました。
164条は書けたのですが、スペースの関係から157条等、詳細な手続きを書けていないことが減点対象になったのではないかと考えられます。

1-2:あの緊張感でしたので、なかなか論点に気付けず本当に焦っていました。結果的に206条の2(特定引受人)の論点に気づいてからは突っ走ることができました。大概、予備校の模範解答通りに書けました。

全体:素点はかなり高得点を取れたのではないでしょうか。論点型問題の当てはめ方は徹底的に練習していたので、事例設定に気がづけば後はひたすら記述するのみでした。

【第二問】

2-1:これは応用問題でしたね。基準日には気がつきませんでした。なんと途中で株主平等の原則(109条1項)を使って自説を展開しています。笑
上位層の方は、恐らく基準日(124条4項)に気が付いています。
また、一部の予備校の方は下級審判例の論点を記述できているので、そこで差が出てしまったと感じています。

2-2:答練でも出題された典型論点でしたので確実に得点したいところでした。スペースの関係からカツカツな答案になってしまっていますが、優しく採点していただきました。

全体:特に2-1については、こんなポンコツ答案でも偏差値60来たのは驚きました。思い切って答案を書き切ることが大事だと思います。

【まとめ】

企業法は、全科目の中で最も手応えがありました。実際に最も偏差値が高く出てくれました。

昨今の企業法の本試験は、事例設定が複雑です。そのため、論点を見つけてさえしまえば、周りの受験生と差をつけられるような問題が出題されています。

今年の周りの成績開示を見ると、TAC生はかなり企業法が強かったイメージがあります。先生も面白いですし、答練や直前講義テキストの内容が見事に出てくれました。

事前予想としては、429条(役員等の第三者に対する損害賠償責任)や設立分野を予想していましたが、全然違うところから出てしまいましたね。。(来年はアツいかも??)

企業法は、短答も論文も努力が報われる科目だと思います。

今回は以上です。

参考文献


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