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New Venture Strategyでの学び:Four Skills of Strategic Thinkers

Winter Quarterで履修した授業の中でも私が特に好きだったのが、アーリーステージのベンチャービジネス戦略を学ぶ「New Venture Strategy」です。

ベンチャービジネス戦略に限らず、本当に色々なことを学ぶことが出来たのですが、その中でも特に自分の中で印象に残っている「Four Skills of Strategic Thinkers」についてまとめてみようと思います。

「Four Skills of Strategic Thinkers」については、初回の授業で取り上げられました。ただ必要なスキルが紹介されただけではなく、Strategic Thinkersに必要な4つのスキルを、それぞれ実在の人物・空想上のキャラクターと紐づけながら紹介していたのが非常に印象的でしたので、この記事でもそれに倣い、キャラクターとスキルをセットで整理していきたいと思います。

Superman: Scanning the world

一つ目のスキルは、内部環境、外部環境、競争環境を見極め、機会と脅威を探し出す能力です。このスキルに紐づいたキャラクターは、スーパーマン。スーパーマンの持つ「X-ray vision」のように、物事を見通す能力が必要だと、担当のGregory Bunch教授は話してくれました。

昨今の複雑で変化の速い世の中、また情報過多な状況の中で、如何に有用なインサイトを入手できるか、という能力と言い換えても良さそうです。

Sherlock Holmes: Asking great questions

二つ目のスキルは、良い質問をする能力です。このスキルに紐づいたキャラクターは、シャーロックホームズ。シャーロックホームズは、どんな難事件でも、登場人物に的確な質問を投げかけることで、有用な情報を入手し、犯人を探し出します。

同じように、ビジネスにおける様々な場面でも、有効な質問を投げかける能力は必要不可欠だと教授は強調していました。

Annie Duke: Thinking in bets

三つ目のスキルは、ファクトとデータを元に、確率的に物事を判断する能力です。このスキルに紐づいた人物は、Annie Duke。史上最強の女性ポーカープレイヤーと謳われた人物です。

ビジネスに100%はない以上、最後はbetをせざるを得ません。その上で、如何に分析的に物事を捉え、確率的に意思決定をするかが極めて重要だと教授は仰っていました。

因みに、Annie Dukeは意思決定コンサルタントとして現在は活躍しており、「Thinking in Bets (日本語タイトルは「確率思考」)」という本も有名です。

Tinker Bell: Turning dust into gold

四つ目のスキルは、改善、改良を積み重ねて素晴らしいモノへと昇華させる能力です。このスキルに紐づいたキャラクターは、ティンカーベル。Tinker (修繕屋)の言葉通り、物事の欠点、足りないところを改善し、より良いものにしていくという視点がStrategic Thinkerには必要だとのこと。

トライ&エラーを繰り返し、Valueを積み重ねていくことの大切さは、一発のホームランに比べ目立たないものです。だからこそ、地道な積み重ね、改良、改善という姿勢がStrategic Thinkerには大事なのかもしれません。

まとめ

物事を見通す。有効な質問をする。確率的に将来を考える。改良を積み重ねる。どれも当たり前のことに聞こえますが、Strategicに物事を考えるとはどういうことなのか、Strategicに物事を考えるうえで何が大事なのか、改めて明確になりました。

今後の勉強や仕事の中で、この4つのスキルは継続して伸ばしていけたら、と考えています。

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