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『サービスですよ💛』を知る

YouTubeで令和の虎(Tiger Funding)を見ていない人にはわからないギャグから始まってしまいました(;'∀')。

C.P.A.が想定する「チーズプロフェッショナル」像…チーズの仕事にもいろいろあるんですが、なんやかんや言ってチーズの販売(小売店)とサービス(飲食店)を想定している(次点にチーズ講師??)のは明らかです。

ワインと違ってチーズの仕事をしている人とチーズマニアを資格で分けてないので後者の受験者が多いと思われるのですが、あくまでプロフェッショナルの呼称ですので前者を理想像としているのです。

前置き長いですが、何が言いたいかというと、チーズの販売やサービスに携わっている受験者に「サービスですよ」(←しつこい!)とサービス問題があったりします。

2016年の一次試験問題は大問数も11と多く、多少出題形式も変化の見られた時で合格率が約40%とさらに二次試験も50%を切っているので最終的に20%を切るくらいの厳しい状況だったようです。

ですが、我々チーズの仕事の経験ある人や、またそうでなくてもチーズ検定などから基礎をしっかり勉強してきている人には、結構サービス問題が見受けられます。

◆基本的な出題で、チーズ検定の高得点者でもできそうな問題◆

一次試験 大問7 エピソード関連付け問題
地図問題も含め過去に何度も出ています。今回の6つ(P.D.O.の正確なチーズ名はともかく)すべてチーズ検定で紹介されるチーズですよね。

一次試験 大問9 乳とチーズ製造に関する問題
これもチーズ検定にケの生えたレベルです。

一次試験 大問11 栄養成分表示の問題
至って簡単な計算問題です。面倒そうな最後の計算も暗算でできるように割り切れるような数字になっています。MG/ESとMG/PTも繰り返し出題されています。

二次試験 大問4 食品成分表の問題
これも各チーズの特徴をつかめていれば…というかかなり基本的なものばかりなので、たぶん私のチーズ検定の講義をちゃんと理解している人ならできるかな?くらいの内容です。

◆チーズの仕事をしたことある人なら容易な問題◆

一次試験 大問8 異物混入防止策の問題
チーズじゃなくてもいいです、弁当工場でも、スーパーの生鮮や惣菜でも。パートさんやアルバイトさんでも答えられるそんな基本問題ですね。

二次試験 大問2 グリュイエールのカット問題
二次試験頻出のカット問題です。これも私のチーズ検定講義で話しているんですが、チーズカットの原則だけにガチガチにこだわらないで、チーズの外皮や内部組織の特徴やナイフの切れるキャパも考えれば自ずと答えは見つかる…そういう問題です。

他にも現場経験者へのサービス出題は二次試験を中心によく見受けられます。私も2013年受験でしたが二次試験の最後の記述問題(モッツァレッラを売り切るやつ)は大サービス問題で時間なかったので助かりました(;'∀')

どうでしょう?この全部の大問6つをパーフェクトにしたら合格への道も見えてくるのではないでしょうか?逆に言うとここでの失点はかなりの痛手になることがわかります。

でもチーズの仕事してないからムリだよ!!

その意見もごもっともです。私も受験勉強中の数か月チーズの仕事から離れていてものすごく不安でした。じゃあどうしたらいいか?

●とにかくチーズに触れる機会を増やす、触ってみる、切ってみる、食べてみる。
●地元にある一番大きなチーズ屋さんに足しげく通う、みーてーるーだーけー(古い!)でもいいんです。なるだけ原体を置いてる店に行って大きさのイメージをつかみましょう。
●ワインバーなどチーズをその場で切って盛り付けている店があれば行ってみる。何なら切り方のコツなどを聞いたりしてもいいかも。
●あとは想像の世界!自分がチーズショップやレストランでチーズの仕事をしている姿を想像しよう!

今回はこんなところで。


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