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残ってる風景

所用で京都に行ってきた。観光客でごった返していた京都駅は 修学旅行生と外国人観光客で溢れかえっていた。京都は小学校の修学旅行が京都奈良でそれが初めての京都旅行になるはずだったのだが体調を崩して行けなかった苦い思い出がある。
久しぶりの京都なのでどこか空き時間に観光でもと思い調べてみるとなんだかんだでめぼしい観光地は行った事がある事がわかり目新しいものはみつからない。穴場を調べる術もなく 聞いた事がなかった厄除けの小さな神社をお参りして目的地に向かった。
時間もあったので、目的地まで大通りから1本それた裏路地をゆっくり歩く。
飛び込んできた景色は自分が子供の頃によく見た風景だった。

なんとも懐かしい子供の頃の風景がまだあった。実家の近くはもうマンションやビルに建て替えられ昔のは面影はない。学校へ向かう通学路にも友達の家に行く途中にもこういう景色があった。
美しく飾られた観光地とは別に ビルやマンションの狭間でひっそりと慎ましやかに建っているその姿を見て いいもんだなと密かに喜びながら歩く。こういうものが残ってることが京都なんだなと思った。
それにしても裏路地にもゴミひとつ落ちてない。
これも京都なんだろうか。