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【MH3ドラフトクイックガイド】環境定義コモンから見るアーキタイプドラフト概説

前略 OTJで各所から好評いただいたクイックガイドをMH3でも書いたぜ!
相変わらず以下2点の温度感の方を対象としている。

・とにかく初見なので何かしらのフックが欲しい
・今期のドラフトをガッツリ勉強する気はないけど、どこかしらでやるのでノー勉は嫌だ



忙しい人向けの乱暴な結論

10種のアーキタイプドラフトを謳っているが一部の突出したパワーカードが環境を定義する。(色ごとのコモンの性能ギャップが史上最大級)
→1パック目の主張色としては緑≧白>赤の順に無難。青と黒のオーバードラフト(卓内で競合者が多い状態)に細心の注意を払いたい

各色の組み合わせの強さは後掲の資料を見て掴んでもらいたいが、赤は特に相方の色に依存したカードが多い。
→横のシナジー形勢というよりも自分のデッキ(色)がどのゲームレンジで勝ちを目指しているのかを常に意識したい

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今回は直観的に比較できるよう全体順位(RANK)と実数値(VALUE)も表示している。

個別ピックアップ解説

例によって結論を終えてしまったので以下、環境定義カードとそれをベースにした頻出アーキタイプを紹介する。

環境要素1:緑のミッドレンジランプ

相方が赤でなくても余裕のタッチバリュー

 緑をファーストカラーに据えて、ハイスタッツなエルドラージ群で盤面を制圧する。序盤を支えるランプ要素カードたちが単品でも十分なスタッツを持っているため分かりやすく安定したデッキになりやすい。

蛹がストレートに使える赤緑が本命だが、緑対決のロングゲームを制しやすい青緑に赤(蛹)もしくは別色のボムをタッチする方式が個人的にアツい。
デッキ自体は分かりやすいが周囲の理解度の上昇とともに卓の混み具合も上がっていくはずなので、参入と補色選定の判断を大切にしたい。

環境要素2:白のアグロ

  • 優秀なテンポカードの束で安定した初速を出して完走する。

  • 伝達ゴブリンをかき集めた赤白は有無を言わせぬ速度感を持つが、高いコモン依存であることには留意したい。

  • 青白方面は青に攻撃的な生物が少ないため、到達持ちをあの手この手でいなしながらの空中戦になる。

  • 緑を相方にする場合は他のデッキの劣化版になりがちなのでゲームレンジをしっかり意識して生物ラインを揃えていきたい

環境要素3:メインカラーとしての赤について

  • 最強の除去からとりあえず参入してしまいがちだが、他に安定した汎用カードが少なく、エルドラージ方面(赤緑)とアグロ方面(赤白、赤黒)で活躍するカードが真逆であることに注意。

  • 赤緑における「不可能の一瞥」は加速と引き増しの実質2モードが絶妙に混ざり合っておりナイスデザイン。是非たくさん撃って欲しい。

  • 「蓄電虫」は赤白と赤黒のアグロ生物とのシナジーが見た目以上に高い。

環境要素4:こそこそサクサク

青黒が弱い環境で頻出する「卓一青黒になって気持ち良くドラフトしたが、勝ちきれない」という悲しみ。
こいつなら跳ね退けてくれると思います。やり込むつもりのある人は逃げアーキとしてぜひ研究していただきたい。

環境要素5:デザイン不良

黒(と改善)の不遇を象徴する2枚。
黒緑の方は除去の薄い卓ドラならもう少しやれそうではある。が、緑も黒も積極的に序盤から殴るマッチアップになりづらい環境であることは改めて留意しておきたい。


終わりに

今回も駆け足で、「カジュアルにサラッと読める!」を大事にやっております。
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