見出し画像

パワハラトラブルを起こしやすい人のタイプ


感情をぶつけても自分は許されると思い込んでいる人

感情をぶつけることについて、仕事上の必要性があるかどうかなどということは関係はない。俺は偉いんだからいいのだ。
そう思い込んでいる自分気がついていない人です。

このタイプの人に対しては、周囲で率直に意見を言える人がいない環境であることが多いのですが、改善の機会を得られないまま人生を過ごしてしまい、なんとなく寂しさを抱えていたりします。

このタイプの人は、トラブル発生時に心理カウンセリングを受けて、自身が抱えている心の問題に気がつく機会をつくることをおすすめします。
自身が加害者としてトラブルに直面したときは、カウンセリングに応じる気分に移行するチャンスですが、職位が上位にある人ほど対話から逃げようとして必死に工作しようとするので、会社としても様々な工夫が必要です。

𠮟りつけることに効果があると思い込んでいる人

自分がそのように扱われてきたため、もっとよい方法があることに気がつきにくいようです。
叱らないでどうしろって言うんだ!」と怒鳴り散らしたりします。
この場合は、叱ることの心理的効果について考えていただいたあとで、よりよい方法をこちらから提示します。
効果がないことはやめて、効果があることだけをしましょう
これに納得してもらうことで改善できるときがありますが、心理分析の話から逃避しようとする人の場合は、対話における信頼関係を先に構築する必要があるため、効果が生じるまでに多大の時間を要します。

心理的ストレスに耐えかねて突発的にパワハラ的行動に出てしまう人

臆病で細やかな性格であるために普段からたくさん我慢していて、何かのきっかけて暴発してしまうタイプです。
このタイプの場合は、心に秘めた不満や感情を聞き取って理解してあげることから始めるとよいでしょう。

普段は穏やかで快活で思いやりがあるのですが、自分に厳しすぎるために、自分が心理的ストレスに耐えられなくなると他者への批判精神から攻撃に転じてしまうのです。

このタイプの人はあとでひどく後悔して、落ち込んだり、悩んだりします。心理面を中心に傾聴しつつ、周囲からの理解を促進する工夫をさせるとよいでしょう。

他者の感情に気が付けなくてハラスメントになってしまう人

このタイプの人は、他者に文句や批判をさせない雰囲気を醸し出してる人が多いです。周囲が遠慮なく本音を言ってくれれば気がつきようもあるのですが、様々な事情で本音を言われにくい状況になっています。

それは本人の日ごろの言動も影響しますし、立場や環境が影響することもありますし、たまたまそういう現象が発生しただけということもあります。

被害者側の心理的事情によって起こるハラスメントもあります。誰にも非がないとしても、現に心理的ストレスを抱えている人がいるのであれば適切に対応すべきですが、そのストレスに気が付けなければ対応できません。

管理職は日ごろから文句を言われたり、多少バカにされるくらいがちょうどよいのです。周囲の本音がわかれば、修正したり、あやまったりして対応できます。

管理者にとって重要な能力は、的確な判断力説明力指導力ですが、さらに部下の本音を聞き取る能力が重要です。
周囲が遠慮しているような気がしたら、周囲から積極的に不満をぶつけてもらえるような工夫をしましょう。
不満を聞いても、それに共感できない人もいます。

本音の把握が苦手なら、誰かに相談して協力してもらいましょう。

ほかにもいろいろなタイプがありますが、パワハラをしてしまう人には可哀そうな一面があるのです。心に余裕があれば周囲から協力を得て、心傷つきながらもそれなりに成長していけます。<成長>はトラブル解決のカギになります。

人はみな自分と同じという思い込みをするタイプ

安易に常識普通などの言葉を持ち出す人はトラブルを起こしやすい人です。
誰かのことがどうしても気になるなら、評価を口にする前に、その人の本音を理解する努力をしましょう。
理解したうえで、

外見からはわからないけれど、実はいろんな悩みや苦労を抱えている人がいて、いろいろな価値観があるのだ。一人一人の違いに合わせて配慮してゆくのが大人の対応だ。

そんなふうに思える人になることを目指しましょう。
良い成果を出した人は頑張ったに違いないとか、結果がダメなのは手を抜いたからだ、といった発想に根拠がありますか? 実は思い込みではないですか?
やる気がないように見えても実は人に言えない苦労をしている人もいれば、とても辛そうな仕事を楽しくこなしている人もいます。

つまり、人はいろいろなのです。

自分がされてうれしいからやるタイプ

子どもの頃、こんなことを言われたことがありませんか。
自分がされてうれしいことを人にしなさい。逆に、自分がされてイヤなことを人にしてはいけないよ。
これはまったく根拠がありません。人はそれぞれ感じ方が違うのですから、あなたがうれしいと思うことを他人が同じようにうれしいと思うとは限りませんし、その逆もしかりです。

だから、人の本音と特徴を理解しようとする人になりましょう。
本音を伝えても常に冷静でいてくれる人。どんな気持ちも偏見を持たずに冷静に受け止めてくれる人。自分の立場を常に尊重してくれる人。
そういう人は周囲から信頼されやすいのですが、「この人は常に○○である」という部分が重要です。

信頼=常に〇〇

と考えてください。

こんなことを言ったら腹を立てるかも
この人は自分の利害で判断を変える
相手によって態度が違う人

こんな評価をされている人には本音を言いにくいのです。

いつも他者を評価しておきながら、その他者の本音については興味がない人もいます。他者を評価する前に、その人の本音を知る努力をしましょう。
他者の評価ばかりする人はパワハラトラブルを起こしやすい人です。


数千円程度の電話有料相談もあります

以下の<ココナラ>の案内ページから電話有料相談がご利用になれます。
さらに詳しく、コンプライアンスやハラスメント、人間関係トラブル等に関連してお聞きになりたい方のための電話相談サービスでもあります。
相談時間をあらかじめ取り決めて実施できます。
1分ごとに課金されます。10分程度でも充分でしょうが、たいてい数千円で済みます。気が向かなくなったら一方的に電話を切っていただいて大丈夫ですよ。


ありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。 <(_ _)>