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アスリート塾の考え③ アスリート塾で行う人としての成長

 おはようございます。今日はアスリート塾の考え③について書きたいと思います。アスリート塾を作るときに、スポーツを頑張る子達を生み出し、バックアップするとともに、もう一つの柱として良き人間を作る事を掲げました。これを言葉で表現をすると難しいのですが、JASSBAの目指す事の中には以下の表しています。

③自発性・自立心を身につける
子どもらしさを大切にしながらも、JASSBAへの参加を通じて挨拶などの基本的なマナーや生活技術を身につけます。
子どもの知的好奇心や、成長したいという向上心を刺激するようなプログラムを提供いたします。
また、様々な体験から小さな自信を積み重ねて、自発性・自立心を養います。
その中の取り組みの一つにスポーツマンシップ講習会があります。

これまでのまとめ

 ※これまでに書いたアスリート塾の考え①、②は↓より


スポーツが教えてくれる事

 日本では、人間的な教育ツールとしてスポーツが生かされて来ました。
体育かスポーツかという議論もこれまでもありましたが、どちらにしても人間的な教育の側面を担ってきています。それは、協力や団結、コミュニケーション、挨拶、忍耐などが代表的な要素でしょうか。これらは人生経験を積むにつれて、その重要性がよりわかってくるものです。私自身も、子供の頃は上記の記載をしたような事が人生の何繋がるか腑に落ちないところもありました。それが年数を生きていくとそれがより具体的に理解出来るようになっています。きっと、子供たちもこの先々で仮に時代が変化しようが、上に書いた事は全く無意味になるような事はなく、少なからず人として持ち合わせていくべきスキルのように思います。
 私はJASSBAでの活動を通して、子供達に「スポーツをやろう、運動をしよう、運動って楽しいよ!」と伝える立場の人間ですので、「なぜ運動やスポーツが必要か、そして楽しいのか?、あるいは将来に繋がるのか」をアスリート塾を設立する少し前から考え始めるようになりました。
 私なりの一つの答えは、「スポーツは嘘がつけない」ところだと感じています。自分の力以上のものを出す事はできませんし(努力をしないと結果が出ない)、いかさまはできない事(スポーツにはルールがあります)。これは、人が生きる上で結構大切なことではないかと思います。この部分をより体系的に示してくれるのが、スポーツマンシップのお話です。

2013年設立当初の実施をしたスポーツマンシップ講習会

 2013年に柏でアスリート塾を設立した際に、年間48回のフィジカルトレーニングに加えて、以下の講習会を計画しました。
 ①スポーツマンシップ講習会
 ②栄養講習会
 それ以外にも冬・夏休み、GWの合宿などもありました。

 子供たちの可能性を広げるお手伝いができるよう、包括的なプログラム作りを心がけました。私もトレーナーをしていて、たくさんの方々のトレーニング指導をしていましたが、伸びる人の共通点はやはり考え方にあると感じていました。
その根本は、「スポーツマンシップにあり!」ということで、スポーツマンシップ講習会を塾生対象に実施をしました。

スポーツマンシップ講習は
一般社団法人 日本スポーツマンシップ協会代表理事 会長
千葉商科大学 サービス創造学部准教授
公益財団法人東日本大震災復興支援財団 理事
中村聡宏氏が快く引き受けてくださいました。

日本スポーツマンシップ協会↓
https://sportsmanship.jpn.com

みんな真剣でしたよ!

 講習後に、塾生たち全員から感想を書いてもらいましたので、いくつか紹介します。

この講習を受けえて自分はスポーツマンになりたいと思いました。
そのためには条件があると知ってびっくりしました。僕は尊重を頑張りたいと思いました。相手チームを大切にしてこれからの野球を頑張りたいと思います。

スポーツマンという言葉の意味を知る事ができ、とても良かったです。
これからは、このスポーツマンのことを頭に入れてこれからの人生を生きて
いきたいと思います。仲間を大切にしていきます。

スポーツマンの本当の意味を知る事ができた。
スポーツの三大原則・審判・プレイヤー・ルール これがとても大切な事が理解できて、教え方がとても大切だと思った。正しい教え方を学び、スポーツマンになれるようにこの事を意識していきたい。

スポーツマンの意味がわかった。スポーツマンは運動ができる人の事を言うのではない事を知った。俺もスポーツマンになれるよう頑張っていきたい。
みんなに優しくしてあげる!

みんないい感想ですね。

我々が本当に大切にしなければいけない事

 私たちは、子供たちに何を伝えたいのか、子供達にどのように役に立ちたいのかを考えなければいけません。スポーツや運動には一人一人にあった関わり方、捉え方があります。スポーツや運動の役割に答えをつけずに、子供たちにあった関わり方を私たちは提案をしていかなければと思います。
 その中でも軸はやはり必要で、その軸とは人間的な成長にあると思います。
アスリート塾9年目を迎える今年、アスリート塾が素晴らしいものとなるように、
我々コーチ陣もよくよく考えて、より良いものを作っていきたい。そのように考えています。


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