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Mods マイフェイバリットアルバム 10選

こんにちは。
今回はmodsをテーマに大好きなアルバム10枚紹介したいと思います!

modsとは1950年代後半からイギリスで起こったユースカルチャーです。
戦後、経済的に少し余裕も出てきた当時のイギリスの若者たちはファッションや音楽、乗り物にこだわるようになります。
イタリアンな3つボタンスーツを着、R&Bを聴いて、ヴェスパやランブレッタといったスクーターにまたがる。
週末にはドラッグと女の子に狂いダンスに明け暮れる。
それがモッズ族の主なライフスタイルでした。
60年代後半にはモッズの熱は冷めていきモッズ族も減っていきましたが、
1970年代後半The Jamの登場や映画「さらば青春の光」などの影響でネオモッズとして再ブームが起こりました。
その後もイギリス、そしてこの日本でもモッズというカルチャーは絶大な影響を与え続けています。

modsというカルチャーはファッションや音楽のカッコよさはもちろん、常にモダーン(最新)であり続けるその姿勢を僕に教えてくれました。
そんなmodsカルチャーの中から生まれたアルバムな中で個人的に10枚選んでみました!
是非最後までご覧ください!

1.The Who/My Generation

モッズアルバムを選ぶなら絶対に外せないアルバムです。
彼らは厳密にはモッズ族ではなかったらしいですが、そんなことはどうでもよくなるくらいモッズの音楽性を決定付けた1枚です。
JBのカバー等はもちろんモッズ的だし、
なんといってもピートタウンゼント作のオリジナルがどれも最高。
R&Bを下敷きにしながらポップかつクールに仕上げたお手本のような曲ばかり。
これこそがMods

2.Small Faces/Small Faces

The Whoと並ぶモッズアイコンがこのSmall Faces。
彼らは作られたわけではない生粋のモッズ。
一曲目、Shakeから彼らのもの凄いエネルギーが迸るように伝わってくる。
そしてなんといってもスティーブマリオットのボーカルは信じられないくらいソウルフル。
クールさと激しさがぶつかり合うサウンドはいつ聴いても最高にカッコいい。
このアルバムなしにモッズは語れない!

3.The Creation/How Does It Feel

60年代、もっともヘヴィなモッズバンドがこのクリエイション。
クリエイションが出てきた時にはイギリスではもうモッズブームは過ぎつつあったこともあり当時はアルバムを出すには至らず。
これは80年代に出た編集盤。
凶暴なサウンド、キャッチーなメロディ、どれもモッズバンドとして一級品。
特にパンク以降の世代への影響力は特大。
60年代にはちょっと早すぎたこのサウンド!カッコいい!

4.The Action/Action Packed

このバンドも当時はアルバム発表には至らず。
これはサイケっぽくなる前、ゴリゴリのモッズバンドだった時期のアクションの編集盤。
ライナーノーツにはポールウェラーが最大の賛辞を。
音楽的にはほんとんどがカバーだけど、ビートルズのようなポップさがあり、スモールフェイセスのような荒々しさがある最高のモッズサウンド。
アクションと同じくパンク、ネオモッズ世代以降への影響力は特に大きい。

5.Dr.Feelgood/Down By The Jetty

このアルバムをモッズアルバムとして捉えるかどうかは迷うところですが、ネオモッズ世代への影響力、直球R&Bな音楽性を含め入れることにしました。
ハードロックやプログレが全盛だった1975年にモロ60年代的なR&Bを演っていた点がなによりモッズですよね?
そしてなんといってもウィルコジョンソンのギターはポールウェラー含め数えきれないほどの影響を与えました。
僕はいまだにこのアルバムに対して地味な印象は拭えませんが、それでもその後への影響力を考えると外せない1枚です。

6.The Jam/In The City

個人的に世界で1番好きなアルバムです。
R&Bやモータウン、ビートルズ、フー、キンクス等を参考に書かれた曲を同世代のピストルズ、クラッシュ等に触発され荒々しくスピーディーに演奏された奇跡のような1枚。
ポールウェラーのソングライティングはこの世代の中でも頭ひとつ抜けてると思うし、演奏の上手さも他とは一線を画してると思います。
ジャムのオリジナルアルバム6枚はどれも最高のモッズアルバムだけど1枚選ぶならやっぱりこれ。
最初から最後でどこを切り取ってもカッコいい。

7.The Chords/So Far Away

ネオモッズムーヴメントの中から出てきたバンドで個人的に1番好きなのがこのコーズ。(もちろんジャムは除く)
ジャケはスペンサーデイヴィスグループのパロディ、ビートルズShe Said She Saidのカバーなど方向性は60年代的。
音はジャム路線のスピーディーなモッズサウンド。
正直ネオモッズバンドはどうしてもジャムと比べてしまうところがあって物足りなさを感じることも多いけどこのコーズは文句なしで素晴らしい。

8.Makin Time/Rhythm and Soul

80年代が生んだ奇跡の1枚!
瑞々しい若さとエネルギー、ソウルフルなパワー、R&Bをタイトにポップに演奏したこのアルバムは唯一無二です。
The Jam後期にも通ずるパンクを意識的に通過したロッキンソウル。
男女ツインボーカルは最高だし、オルガンの音もまさにモッズ的。
特に「Here Is My Number」の破壊力は凄まじい。
イギリスホワイトソウルの金字塔だと思います。

9.The Style Council/Our Favourite Shop

人気絶頂だったThe Jamを解散させてポールウェラーが新たにミックタルボットと組んだユニット、スタイルカウンシルの2枚目。
ポールウェラー自身もそう振り返っているようにまさに脂が乗りきってる時期の最高傑作。
ジャム後期から顕著になってきたソウルへの接近が形になり花開いた名盤。
ソウル、ジャズ、ボサノヴァ、などいろんなジャンルの音楽が見事にまとまっています。
ジャム時代の栄光を捨て、自分に忠実に正直に本当にやりたいものを追求するポールウェラーの姿勢。カッコよすぎ。

10.V.A/Mods Mayday'79

ネオモッズムーヴメント最大のトピック79年のMods Maydayでの録音を収めたライブ盤。
録音はそこまで良くなく、演奏も上手いとは言えないけど、
これから何かがはじまるような、そんなエネルギーがガンガンに伝わってきます。
音楽的にはどのバンドもジャムに影響されたロック路線のモッズサウンド。
ネオモッズを知る上では絶対に避けれない1枚。



以上モッズアルバム10枚の紹介でした!
最後までご覧いただきありがとうございます!

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