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片桐はいりさんに会いました。

こんばんは。cozy254です。
今日は歯医者の治療に行って来ました。

しばらくは通わないとダメみたいで、被せた歯の中の骨が食いしばりのせいで脆くなって周りが腫れてくる症状。

今日は、被せの中を消毒する治療で、奥歯であることもあり30分くらい大きな口を開けっぱなしでガリガリ、キーンと音が響き続け、小さい頃から歯医者さんが苦手な私は、ヒヤヒヤしながらぎゅうっと両手を握りしめて耐えていました。

だんだん、いつまで続くんだろうと不安が押し寄せ、喉の奥が詰まって呼吸がしにくくなってきました。

すると20分くらい経過したところで、動悸がして手が震え出しました。

生まれて初めて、歯の治療中に手を挙げて「苦しいです。座りたい」とお願いしました。

そこからしばらく動悸が止まらず、めちゃくちゃ不安に。
こんなパニックになったのは初めてで、自分でも戸惑いとショックで余計に焦ってしまいました。

自分の体なんだから自分でコントロールできるという自信が揺らいだ体験でした。

昨日も今までで一番ひどい頭痛で早退したばかり。

やっぱり40過ぎると一気に来るよ、は都市伝説ではないんだなと実感。
はぁ、まだ老いに耐性がついてない。
これからは不調が通常になるんでしょうか。
ドキドキも、きみまろさんのネタのように動悸になるのか。笑えない。。

前置きが長くなりましたが、今日は片桐はいりさんのおはなしをしようと思います。

なぜ急に片桐はいりかというと、なんとおとといの日曜にご本人に会えたんです。

正確には、Kobe Re:Public Art Projectという森山未來さんがキュレーターをされているアートプロジェクト主催の喫茶店演劇に、片桐はいりさんが出演されるということで、神戸のカフェまで訪れました。

ただ、正確な情報はよくわからず、以前ネットで流れてきたニュースをちらっと見ただけだったので、場所と日時しか記憶せずに当日そのカフェに行きました。

先輩と行ったのですが、カフェに向かう途中「たぶん、映像で流すだけじゃない?」と言われ、私も「そう言われればそうかもなあ。片桐はいりさんがわざわざカフェで一人劇するためにはるばる神戸までこないよな。」と、ちょっと残念に思い始めていました。

演劇会場とされるカフェに着いても、それらしき看板もなくスタッフさんから特に何も言われない。
場所と日時間違えたか?とちょっと心配に。

それが、カフェの2階席に通され、ふと右の席を見ると。。

いました、はいりさんが!!

え。どういう状況???

めちゃくちゃ普通にカフェ席に座られていて、おそらくスタッフの方数名と打ち合わせをされていました。

2階には、はいりさんグループの他、私たちとあと2組お客さんがふつうにお茶をしていました。

自然すぎて、逆に声とかかけられない雰囲気。

ただ、お客さんの1人がはいりさんのファンらしく、遠慮がちにプレゼントを渡されていて「やっぱり本物なんや」と実感。
というか、はいりさんは素でもはいりさん感が出すぎていて、すぐわかりましたが。

一旦、はいりさんの存在を置いて、先輩とも1年ぶりくらいに会うので近況を伝え合っているうちに、いつの間にやら上演時間に。

はいりさんは、それまでのカジュアルな私服から、タイトめの白地に黒のチェックのカーディガンと黒いふわっとしたシルエットのスカートの衣装に着替えられ、1階の窓際席に座ります。

2階席からは、あまりセリフが聞こえず、途中からインスタライブを聞きながら、1階席のはいりさんの後ろ姿の演技を観るという態勢に。

演劇のタイトルは、
「あなたが彼女にしてあげられることは何もない」
作・演出:岡田 利規

なんとなく事前に予想していたストーリは、喫茶店に入った女の人が、日常の出来事をひとりごとのようにつぶやいていく感じかな、と。

実際は、全然違いました。
テーブルの上に置かれたもの、水の入ったグラスやコーヒー、フレッシュ、カトラリーなどを手で触れては、こぼしたり、ナプキンで拭いたり、元に戻したりしながら、天地創造や壮大な歴史の話、自分がある部族の末裔であることの告白など、謳うようにセリフが続いていきます。

いつのまにか、吸い込まれるように観てしまいました。

周りは、普通にカフェを利用している一般のお客さんなので、はいりさんの席だけが異空間でした。

あっという間の30分で、上演が終わると、はいりさんは拍手を受けながら2階席に戻ってお手洗いに。

衣装から私服に着替えられてからは、またスタッフの方とコーヒーを飲みながら談笑されていました。

私たちも、また自席に戻り、再び先輩とお茶をしながらおしゃべりを続けました。

1時間ほど経過し、そろそろ席を立とうとしたら、ちょうどはいりさんたちも帰られる様子で、今しかないと思い切って声をかけました。
ダメ元で写真をお願いすると、快く一緒に撮ってくださいました。

はあ、ドキドキした。。ありがとうございます。

しかし、あまりにも自然に過ごされていたので、全然声を掛けにいくお客さんがいなかった。

しかも最後は、レジで支払いをしているときに、私の後ろではいりさんがお会計の順番待ちをされているという、不思議な状況になりました。

帰宅してから、主催の過去のインスタを確認すると、カフェの窓の外から鑑賞する形式の無料電子チケットが配布されていたらしいです。
それは知らずに入ってお茶しましたが、ちょっと申し訳ないのと、めちゃくちゃラッキーだったなという気持ちに。

そしてなんと、その夜放送された情熱大陸が「俳優:片桐はいり」笑!!

そんな事あります?

でも、改めてすごい俳優さんだなと。
バイトでもぎりもされているそうすね。おもしろいなあ。
もともと大好きな俳優さんでしたが、もっと好きになりました。

3月5日は、片桐はいりさんデー!

では、また。
今日も一日お疲れ様でした。

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