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中学生の皆さんへ 学年末試験の季節です。

昨年01月26日から
学習支援で得た知見を基に色々書き始めて51回目です。

小学校ではなかった一斉試験の締めくくり
学年末試験の時期ですね。

何度か書いたとおり
義務教育課程での学校内試験は 落とすためではなく
それまで学習してきた内容が
頭の中にしっかりと定着しているかを確認するものです。
だから 得点は どの程度理解しているかの目安になります。

特に学年末試験では
今在籍している学年で学習した内容全般を踏まえて
評価されるので
今何がわからないのか
言い換えれば 何が理解できていないかが はっきりします。
と言うことは
試験の解きなおしをした上で 学び直しをするよい機会です。

同じ事を過去にも書きましたが
学習は毎日の積み重ねです。
何かがわからないと
その先の理解が 苦しくなってきます。

試験の答案が返ってきたらチャンスです。
しっかりと 学年全体の復習をしましょう。
特に 平均点以下だった科目は
前学年の内容を含めて学びなおしをお勧めします。

そうすることが
次の学年や新しい学校で
学習内容理解への手助けになります。

授業では
いつだって 知らなかったことを学ぶので
解らないのは当たり前です。
それが 教科書を読んだり先生の解説を聞いたりすることで
だんだん理解できるようになります。

もちろん
理解する速さは人によって異なるので
スピードが問題ではありません。
理解した度合いが大切です。
自分が友達に
何にも見ないで説明できるかどうかを
考えましょう。

生徒の学習に関連している方や保護者の皆さんへ

試験があると つい「いい点とれた?」と聞いてしまいますが
学内試験は得点を競うものではありません。
それは 学習の理解度や定着具合を測るものです。

なので
「どんな所がわからなかった?」と聞いてあげてください。

その際 解らなかったところが前より減っていたら褒めましょう。
そうでもなかったら 「解るようになれば いっぱい伸びる!」
というような方向で 学習意欲を喚起してあげてください。

生徒は 自分が信頼され 期待されていることが伝われば
自己肯定感が充足され
学習を通した
自己実現に向かってくれるはずです。

23 FEB.2022.ARAI