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高校受験について

 学習支援で得た知見を基に色々書き始めて35回目です。

 二学期も半分過ぎて 中三の皆さんは真剣に高校受験を考え始めていると思います。

 学外の模試を受けたり 担任の先生と どこの高校を受験したらいいのかを相談をしていると 内申書や偏差値とかという厄介な問題と 中間試験の成績なんかが思い出され 焦ってしまうかもしれません。

 そこで どうやって受験勉強を進めればいいのかを考えてみましょう。

 まず 高校受験では 小学校と中学校で習った内容をどれだけ覚えていて どんなふうに応用しながら解答を出せるかを試されます。
 言い換えれば基礎力をしっかり固めることが大切です。

 学習上の弱点がどこにあるのかを はっきりさせましょう。
 そのために 受験校の過去問題を解いてみてください。
 できなかった問題があなたの弱点ですから 理解できるまで解きなおしをしてみましょう。
 他の生徒に その問題の考え方と解答を説明できるようになったら ほぼ大丈夫です。

 更に 受験科目全体によくわからなかった分野がないかを確認して 教科書を使い 復習しましょう。

 最近の高校は受験生全入の方向にあるので 無理さえしなければ これで何とかなるはずです。
 但し 実技試験や面接試験・小論文が課題にある場合は 受験対策が必要なので 担任の先生に どう対応したらいいのかを相談しましょう。

 大切なことですが 睡眠時間は しっかりとってください。徹夜で詰め込み勉強をしたって いい事はありません。頭は 夜休んでいる間に 記憶を整理しています。

 また 繰り返して弱点の部分を学習しなおすことで 理解力が高くなります。

 というのは 人間の記憶は大きく分けて短期記憶と長期記憶があり 短期記憶は 覚えた瞬間から忘れる方向に向かうので 忘れる前に覚えている内容の上書きをしてゆくと 次第に長期記憶に変化し忘れなくなるからです。 こうした記憶のメカニズムを知ったうえで 上手に自分の脳とお付き合いしてくださいね。

 あと 学習は長い時間続けても効果が上がりません。50分に10分位は休憩時間を取り 眼を休めること。気分転換に違う教科に取りかかり 飽きないように工夫しましょう。
 その為には 学習の予定表を作り「計画の見える化」をしておいたほうが 自分が今何をしたらいいのかが はっきりします。

 ゲームやインターネットを全く見ないと ストレスになりますが 今何をすべきなのかを考えて 行動しましょう。

 では 希望の学校に入学できるよう 頑張りましょう。 
 
 
保護者の皆さんへ
 どうか 受験生が集中して学習できるよう 可能な範囲で環境を整え 自発的な学習意欲向上を目指すように手助けをしてあげてください。
 
03 NOV.2021.ARAI