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勉強のしかたが わからない!

 学習支援で得た知見を基に色々書き始めて17回目です。

 最近小学生と中学一年生の保護者の方から「勉強のしかたがわからないので教えてください」という申し出が急に増えています。
 どうしてなのか 原因を色々考えてみたのですが 学校が休校になっている期間が多く 学校生活と学習への取り組みが自然に身につく時期を逸している状況が大きく影響しているようです。

 ちなみに 子どもたちに「どうして勉強するの?」と質問を投げかけると
①「大きくなっていい会社に入るため」
②「勉強して社会に役立つ人になるため」
③「いい学校に入るため」
といったような反応が目立ちました。
 これらは保護者の方の願望の受け売りのようで 本人が考えついた事とは到底思えません。それだけ自己意識が開発されていないと感じられます。

 そこで 角度を変えてこんな質問をしました。
「浦島太郎のお話は知ってる?ならば お話に出てくる亀はオス?メス?」
みんな 真剣に考えて答えてくれます。
そこで「どうして?」と理由を尋ねるとほとんど答えられません。
実は 浦島太郎が亀に出会ったのは砂浜。
砂浜に上がる用事があるのは卵を産む「メス」というのが答え。
つまり この問題の答えは 童話と理科で習う生物の知識が必要。

 勉強というのは知識を増やし それらを組み合わせたりして色々な見方ができるようになるということで そのために知らないことを理解することが勉強を通して行う「学習」の主目的なんだと解説します。
 その上で「勉強のしかた」で大切なのは「今 何が解らなことなのか?をはっきりさせ 先生の説明を理解すること」と展開すると「じゃあどうしたらいいの?」と質問が帰ってくるので 「予習→学習→復習」の進めかたと計画を作る大切さを伝えています。

 方法の詳細は2021年01月26日noteへ投稿した「中学校での勉強について」に記載しましたので よければご覧ください。
子どもたちが自発的に学習意欲を持てるようぜひご協力ください。
 

 30 JUN.2021.ARAI