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学校嫌いの君へ


 2021年01月26日から
小中学生への学習支援で得た知見を基に
色々書き始めて140回目になりました。
 また、2021年03月15日から
毎週連続投稿を始めて137回目です。

なぜ学校嫌いになったのかの理由は聞かない。
だって、それは人それぞれだし、
今、聞いたって解決はできないから。

ただ、なんかがあって、勉強が面倒くさくなり、
授業が嫌になったり、
同じクラスになった生徒から嫌なことをされて、
違和感を感じて、クラスにいられなくなったり、
そんな状況は想像できる。
実際に、義務教育期の不登校生徒は存在する。

でも一方で、義務教育を受けていないと、
その先で、困ることが多い。
義務教育自体が、今の世の中を生きてゆく上で、
最低知っておいて欲しい内容だからなんだ。

で、勉強を通して、何をしているかというと、
人類が勝ち取ってきた文化を受け取っているんだ。
でも、文化を国語・数学・社会・理科というように、
いろいろな側面で分類してしまっているので、
とても分かりにくいし、実用的ではない。
ということは、理解しづらい面がある。

君たちが将来どんな人生を送るかは、
君たち自身が選べるけれど、
このままだと、その選択肢が狭くなってしまう。

だから「あれっ?」と思うことがあったら、
そこから、学習に戻っておいで。

そうした生徒に向いた学習環境は、たくさんある。
学習支援をしている多数の人たちは、
君たちが傷つかないように、
そっと寄り添いながら、「気づき」を期待している。

あせらず、じっくりでいいから、
声をかけてほしい。
きっと、いい出会いがあるはず。

保護者の皆さんや 子どもたちの学習に関与している方々へ
 
 一番生徒に近い存在で、関係性が成立しているはずの皆さんは、
生徒の嗜好や、どんなことに興味を持ちやすいかとか、
生活環境の上で、不足している部分の能力を見つけやすいので
具体的な問題点を見つけやすい立場にいます。

 生徒にとって生活環境で受けた印象は重大ですが、
学校教育ではこうした問題に立ち入る機会がないため、
なかなか解決できません。
 具体的な解決方法は、個々の事例により異なるために
ここで一般論として括れませんが、
原因さえ理解していれば、手法は見えてくるはずです。

 良い相談相手として、また善き話し相手として
身近にいてくださることを願っております。


08.NOV.2023.ARAI