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SPURS judge replay(仮)#2

#2【現代フットボールで起こり得る判定】

Match week3   TOT 1-1 NEW

Match officials 

Referee: Peter Bankes. Assistants: Peter Kirkup, James Mainwaring. Fourth official: Mike Dean. VAR: Lee Mason. Assistant VAR: Andy Halliday.

ホイビュアがジョエリントンへのファールを取られたのが91:14〜

ここからの約5分間スパーズファンは判定に踊らされた形になり最終的に勝ち点2を失うといった最悪のゲームクローズになってしまった。

試合後、スパーズの関係者はじめ敵将までもが判定に疑問を呈し大きな騒動となったこの試合。

では本当に判定が間違っていたのか?


今回は91:14〜からの

①ファール判定 

②キャロルはオフサイド?

③ダイアーはハンドボール?

以上3点を中心に振り返りたいと思います。

まず個人的見解は

① ノーファール(ホイビュアのファールも理解はできる) 

②オンサイド

③ダイアーのハンドボールでPKは妥当

 ①ホイビュアのファールについて

恐らく観戦した大多数の方々は(1)ホイビュアに対してジョエリントンがぶつかりにいった様に見えた(2)ホイビュアとジョエリントンの接触の時にバンケス主審が見てなかった

という印象を抱いたのではないでしょうか?

(1)について映像を見ているとジョエリントンがボールをサイドに展開した際に一瞬ホイビュアがジョエリントンを見て減速しているように見え、そのあと接触しています。

ここで今読んで頂いてる方に問題です。

Q:あなたはバンケス主審です。この時ジョエリントンがボールをサイドに流した後、ジョエリントンはどういう動きをすると推測しますか? 

A:ジョエリントンはクロスに合わせたいためすぐにPA内に入っていくであろう

と私は考えます。

そう言われてもう一度映像を見ると

ジョエリントンが早くPA内に入りたいという"意図"とマークしてるホイビュアは前を向かせたく無いという"意図"が感じられないでしょうか?

主審はその守備側の意図を感じファールを取ったと思われますが、ここで判定の説得力の無さが出てしまったのが(2)の部分。

次の展開を予測してジョエリントンがボールをサイドに流した時に目線をバンケス主審はすぐサイドに移したためジョエリントンとホイビュアの接触が少し見えづらくなってしまったこと。

ここは私の経験上の話になってしまいますが、あのホイビュアとジョエリントンの接触は間接視野で見えていたと思います。ただもう少し目を残しもう少しだけ近くでファールの笛を吹いていればTVで観戦している人にも説得力のあるジャッジになったのではないかと思います。

このジャッジについてはホイビュアもスパーズの選手達もバンケス主審に意見している様子が見られなかったためファールの判定は受け入れられていたのだと感じました。

実際にこの判定は審判員によっても意見分かれるでしょう。

※ではあの接触がPA内で起きたらPK取るの?そう思う方もいると思います。PAの中と外で基準は変わったりするのかしないのか等はどっかのタイミングで別で書きます

私個人あのシーンはホイビュアにもジョエリントンにも意図しての悪さは感じなかったためノーファールのいう見解を持ちました。

しかしながら、そういった意図の部分や戦術的なファールとしてこのシーンを考えることも間違いだとは言えないためこのファール判定は誤審では無いと考えます。(主審の裁量内)

②キャロルはオフサイド? 

③ダイアーのハンドボール?

まず触れたいのがこのシーンのVARの運用の流れは正しかったことです。

ダイアーの手に当たる前のきっかけ作りとなったキャロルがオフサイドポジションにいたかをオンリーレビューで確認→オンサイドとなったため次はハンドボールかの確認→主審がOFR(オンフィールドレビュー)→ハンドボールでPK判定

※VARの用語などもそのうちやりたいと思います。


ではキャロルのオフサイド判定は正しかったか?

答えはオンサイドで正解でした。

こちらに関してはキャロルのポジションはVARがテクノロジーを用いて確認してるので触れませんがdaznの中継だとシェルビーがFKを蹴った瞬間にキャロルの前にいてオフサイドポジションにいたフェルナンデス(18番)のことと勘違いして伝えてるように感じました。実際このケースではフェルナンデスはオフサイドポジションに居たものの直接プレーすることも、スパーズの選手の動きに影響を与えてもいないためオフサイドとはなりません。結果②はオンサイドで正解となります。

と、なると、、、残りはダイアーのハンドボールが正しかったか?ということになります。

ではここで競技規則第12条よりハンドボールについて掲載されている部分を抜粋してみます。

・ 手や腕を用いて競技者の体を不自然に大きくした。
・ 競技者の手や腕が肩の位置以上の高さにある(競技者が意図的にボールをプレーし
たのち、ボールがその競技者の手や腕に触れた場合を除く)。
これらの反則の範囲は、ボールが近くにいる別の競技者の頭または体(足を含む)から競 技者の手や腕に直接触れた場合でも適用される。

ダイアーのケースは"手や腕を用いて競技者の体を不自然に大きくした"という部分とダイアーがボールに触れた瞬間を確認すると"手や腕が肩の位置以上"で触れているとも捉えられます。

この場面では意図的かどうかは判定の基準にはならないためハンドボールの判定は支持できるものと言えます。

※87:50〜のNEWのハンドボール疑惑は手の位置も考えるとノットハンドボール(ノーハンド)で妥当でした

まとめ


結果的に91:14〜からの判定を振り返ると誤審とは言えないとの結論に至ります。観戦しているファンの方達からは微妙に見えるファールを取られた上に、オフサイドも無く、なかなか見慣れないケースでハンドボールのPKを取られ勝ち点を失ったことでやり場の無い怒りをレフェリーに向けたくなったのではないでしょうか。

ですが、誤審だ!レフェリーが酷い!と思う前に本当に判定は間違っていたのか?誤審ではないが競技規則の中で受け入れられるものだったのか?そう考えると少し見方も変わってくるのではないかと思います。

ハンドボールの解釈については現役で審判を行なっている私からしても特にDFの動き方に厳しい制限がかかってしまうためとても難しい気持ちになります。手や腕をキーパー以外は使えないけれど走るためにもスローインするためにも手や腕は必要なスポーツだからこそ非常に難しいルールですね。今後もハンドボールに対する判定の議論などは必ず起きると思います。いつの日か選手もファンもレフェリーもフットボールに関わる全ての人が納得できるような競技規則の統一になることを願ってます。


と、こんな感じで初めて書いてみましたが皆さんいかがだったでしょうか。

読み辛かったり、内容が分かりにくい部分もあったかと思います。私自身もこういったブログ形式で文章書くのは高校生以来なので徐々に慣れて上手になれるように努力します!

次回SPURS judge replay(仮)#3は10/4に行われるユナイテッド×スパーズの試合より判定を振り返りたいと思います。

ここまで読んで頂き本当にありがとうございました。

ジョゼスパーズが難しいアウェイの地で3ポイントを持ち帰れるよう熱く応援しましょう!

come on you spurs !!













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