脚本を書き終えました。

札幌市で劇団コヨーテという形で作品を発表してる。時々、札幌市から出る時もある。
新作のタイトルは仮想クラブ。
劇団コヨーテを始める前、ANDという劇団をやってまして、密やかにやれる方々だけで、再結成みたいな、一回だけ、やってみようって事で、5月に上演します。
私、子が小さいのに、なんの得にもならん演劇なんてやって馬鹿みたいでしょう。
でもね、既存の価値観では計れない価値があるんですよ、演劇。

まあ、演劇は劇場でやるわけです。
生で。
観る人は交通費に時間かかり、窮屈な席で観るわけです、生で。
舞台上で激しく、穏やかに、感情みたいなものと身体が開いた人間がいるんです、生で。
空気と匂いと時間、一緒に誰か他人と味わうんですよ、生で。

テクノロジーの世界とはまるで別世界。
江戸時代レベル。
いや、少しはね、照明とか映像とか音とか、テクノロジーの発展と共にある部分もある。

でも、人間。

変わらんなぁだって哲学の偉人達、どんだけ昔々の人ですか、シェークスピア、ああ、わかる、共感する、とかあるけど、どんだけ昔々の人ですか。

私、日本人なんでね、江戸時代レベル。

江戸時代の陶器には価値があったりするからね、価値あるんですよ、演劇。
しかも、目に見えない世界だから、とても大切で価値があるんです、演劇から感じるもの。

そんな事を信じてやってまして、金にも地位にもならんじゃないか、と思う方、金と地位のために生きるなら、金も地位も役に立ってないですよ、私は世界をちょっとは救いたい、強い身体になりたい、しっかりと人を愛したい、そのために金と地位も必要なら手にしようと思うわけなんで、金と地位は手段でしかない。

ダメ人間最高です。

誰かの世界ではなく、私の世界を生きます。

公演告知は近日発表です。

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