漫画家になるために
高校生の頃
漫画家になるにはどうすればいいか考えて
漫画家になるためには
一つの方法として
漫画家になれる人になるべきかもと思った。
漫画家になれる人は漫画を描くのが好きで
勝手にどんどん漫画を描いちゃう人。
勝手に漫画を描いちゃう人になるには
漫画を作りたい人になるべきかも。
漫画を作りたい人になるためには
何かを作りたいという主体性のある創作の欲求がある人になるべきかも。
主体性を持つためにはどうすればいいか?
何かをしていて、作品を見て、自分も何かしてみたい、自分だったらここをこうする、とか感じてうずうずする瞬間を逃さない事かもしれない。
小さな、何か作ってみようかなという感じを逃さず、めんどくさがらずやる事に慣れることかもしれない。
何より主体性、欲求をもった自分てものがあって、すごいものを作ってる人たちの楽しそうな事。
あああんな風になれたら。
ワーカホリックなくらい自分の仕事にうちこむのが楽しめたら。
憧れたもんです。
今でもそうかも。
しかし、楽描きなどを能動的に描く人にはなれたが漫画はこの後20年くらい描けなかった。
どうしても短編のネームの作り方がわからなかった。
当時は漫画の教本を見てもネームやプロットの作り方はほとんど描いておらず
絵の描き方ばかり教える本が多かったように感じる。
僕が手をつけたものはどれもそうだった。
頭にいろんなシーンは浮かぶけどそれをどうやって繋げて漫画にするんだ?
それがさっぱりわからなかった。
22歳の時、勢いで無理やりネームを切った。出来上がったことは出来上がったのだが説明不足だし面白くもなく意味もわからない。違う、これじゃない。下の二人の女の子はその漫画の主役のキャラクター。
それから随分経ち、スマートフォンが発売されて、iThoughtsというマインドマップを買ってついに思考を整理できるようになり、いつでもそれが作れるようになってやっと自分でネームが組み立てられるようになった。
evernoteやsuruというアウトラインアプリなんかも最高に整理できた。これらがなかったら前に進めていなかったかもしれない。
理屈とアイデアを積み重ねること、
それらの情報を色んな紙や手帳にバラバラに記録するのではなくいつでも持ち歩いている携帯に全部入れておいていつでも読み返したり記録できること、
そして何より作りたい想いなどなど。
もうすっかりおじさんになっていた。
まだ漫画家になれてない、いつなれるかわからないけど今は楽しいです。
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