まつりばやし

白露｜鶺鴒鳴
令和6年9月16日

近くで祭が行われているようで、舗装された国道を神輿が通っていく。新嘗の季節、まだ残暑は酷だけれど、少しばかり秋の走りを感じる。神輿が向かっていく神社まで妻と散歩し、かき氷を買って帰ってきた。製氷なんて技術は明治時代まで無かったはずなので、かき氷は昔はもっと貴重な食べ物だったのだろう。それが下町の屋台で300円で買える現代には感謝しかない。

祭は続いていく。家に帰っても、窓を開けると遠くから笛と太鼓の音が聞こえてくる。この土地と重層的に関係性を紡いできたご先祖を偲ぶ。

-T.N.

鶺鴒鳴

セキレイナク
白露・次候

初めてコストコに行った。食の安全とか、地域の生産者の応援とか、伝統産業とか、そういう世界とは対極にある効率化と大量生産・消費。示唆的なテーマパークとしては楽しいが、これが日常になるディストピアには暮らしたくない。

参考文献

なし

カバー写真：
2022年8月16日　直前まで大雨だった五山送り火の日。幻想的な霧と車のライト。

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まつりばやし
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