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総勢16名!食堂で髪を洗う体験会をした話 | YUAGARIプロジェクト

私たちは少ない水で洗髪の気持ちよさを提供する「YUAGARI」を開発中です。石鹸やシャンプーをする時にはたくさんの水が必要です。介護の現場や、被災現場、水の使用が限られたあらゆる場面で、少ない水で清潔が届けられるよう日々奮闘中です。

YUAGARIの記事はこちら

ブラシの開発が進んできました。背骨型ブラシを試作したり、バリアフリー展で意見をいただいたり、活動の幅が広がってきています。

試作品をもっといろんな人たちに試してもらい、意見がほしい。今は新規事業室メンバーの意見だけで開発を進めているけど、私たち以外の人は一体どんな風に感じるだろう?こうなったら、会社の人たちに試してもらうしかない!今回はたくさんの会社の人たちに試してもらった体験会の様子をお届けします!

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総勢16名が集まってくれた!!

さっそく社内のネットワークで募集をかけてみたところ、16名もの人たちが集まってくれました!洗髪の体験なので、髪が濡れてしまいます。会社で働いている時間に髪が濡れるなんて、特に女性は嫌なんじゃないか?そう思っていましたが、男女問わず体験したいとの声が!

社内ネットワークで体験募集の投稿

体験会の目的は??

そもそも体験会は何のためにするのか?試作品は少しづつですが、なんとか前進しています。けど、頑張って開発しても、使ってみたいと思ってくれる人はいるのか?

少ない水でいつでもどこでも清潔を届ける「YUAGARI」。必要とする人たちはたくさんいると信じています。被災現場や介護の現場、もっと身近な場所だと、スポーツジムで運動したあととか。それに世界では水不足が深刻になっています。でも一番初めに届けたい相手は誰だろう?

この体験会では、試作品を使ってみて髪を洗った感覚になるか?完成したら使ってみたいか?など実際の使用感について意見をもらいます。そして、YUAGARIの可能性について探っていきます。

ちなみに試作品は紆余曲折ありまして、背骨ブラシ型とは違う既存品を改造したブラシを使っています。

体験会スタート!

体験会は日程を3日間に分けました。最終日は工場での開催です。場所は会社の食堂。

工場の食堂。誰もいない時間に邪魔にならないところで。

こんなにもたくさんの人に試作品を使ってもらうことは初めてです。順番がきたら食堂にきてもらい、まずはYUAGARIがどういったものか説明。そして試作品を使って髪を洗うように試してもらいました。

さあ、ドキドキです。一体みんなどんな反応をするのか!?感想を聞いてみると・・・

気持ちいい!洗った感じがする!・・・といった声は一部だけでした。残念!ですが、率直な声を聞きたかったし、これこそが私たちが求めていた声です!

多かった感想は

・水で濡れただけで、洗った感じはしない
・気持ちいいとは思わない
・髪を洗った感じではない

私たちが目指す体感にはまだ届いていないようでした!けれど、こういう使い方なら良さそう、こういう時なら使ってみたいとか、分かったこともたくさんあります。まだまだ試作途中!もらった声を活かして開発をしていかなければ!

それに、めっちゃ気持ちいい!!完成したら使ってみたい!!と絶賛してくれる人もいて、とても励みになりました!

めっちゃいいっすわー!と絶賛してくれた若手社員。

方向性が見えた

このままでは人には使ってもらえない。試作品なので当然そうなのですが、もうひとつ感じたこと。部屋の中でお風呂のかわりに使ってもらうには難しそう。「お風呂に入るのがめんどくさいから、今日はYUAGARIを使おう」とは今のところならない。それならお風呂入るという声が多かったです。

「濡れて水がこぼれること」は今のところ避けられません。それでは部屋の中では使いたくない。みんなに使ってもらって分かったことでした。

ですが、みんなの声を聞いて見えてきたことがあります。

体験会には入浴介助が必要なご家族がいる人や、過去にそういった家族がいた方が何人か参加してくれました。「お風呂に入りたくても、入れない家族に使ってあげたい。」

そんな風に言ってくれる人たちがいました。先日出展したバリアフリー展でも、同じ声がありました。この人たちにYUAGARIを届けたい。まずは、目の前にいる困っている方たちに届けるように進んでいこう。この体験会で私たちが心に決めたことでした。

バリアフリー展の記事はこちら

体験会では進むべき方向性を確認することができました。参加してくれ人たちから応援の声をもらい、すごく励みになりました!まだまだ開発途中のYUAGARI、完成にむけて突き進んでいきます!

なんと専務も体験してくれました!YUAGARIで馬を洗いたいみたいです。