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ルールメイキング、出会う前と後

私が通っている大阪夕陽丘学園高校では、生徒会を中心にルールメイキングプロジェクト(校則改定)を、行っています。
プロジェクトに出会う前と後では、気持ちに大きく差がある事に気が付きました。
具体的にどんな変化があったのか、お話ししていこうと思います。

校則が通用しない

中学生の頃

私は元々、校則の厳しい中学校に通っていました。校則がある事によって、秩序の保たれている、とても良い学校だったと思っています。

それから高校生になり、周りを見渡してみると、「校則は破るのが当たり前」とでも言うように、校則違反の生徒だらけだったのです。

「嘘でしょ…」と思いました。

どうして先生も注意しないのか、どうして誰も疑問に思わないのか…高校に入学してから、ずっと校則が通用していない現状に苦しみながら生活していました。

クラスに馴染めない私

周りの人は何も思っていなくても、私にとっては大問題。この気持ちの差が、とても苦しかったです。

自分勝手な私

ある日の授業中、隣の人達がメイクをしているのを見ました。
メイクは校則で禁止されていますし、ましてや授業中。私はその日、日直でした。

その場で注意をする勇気がなかった私は、日誌にそれとなく「授業中にメイクをしている人がいた」と書きました。最初は、これを機に先生が注意してくれないだろうか…と思っていました。

他力本願

後にその日誌はメイクをしていた本人達にも見つかり、先生からは、「見つけた時に注意しないと…」と叱られました。
結局、本人達はメイクをやめませんでした

私は、「直接本人に言うべきだった」ともの凄く反省しました。けれど、「なぜ校則を守っている自分が苦しんで、なぜ校則を破っている人が楽しんでいるのか」と思っていました。

行動しなければ何も変わらない

自分から動かなければ、何も始まらないと思った私は、生徒会に入る事を決意しました。
それから私は生徒会書記となり、2年生になった頃、ルールメイキングプロジェクトと出会います。

仲間が見つかり、世界が広がった

ルールメイキング顔合わせ

校則に対して疑問を持つ人達の意見を聞くことで、仲間が居たことに気付きました。
校則一つ一つ理由を聞きに行くことで、なぜ校則があるのかを知り、理解することが出来ました。
そして、校則違反をする人の意見も聞くことで、「今の校則は本当に生徒を幸せにしているのだろうか」と考えるようになりました。

つまり、見える世界が広がったと言うことです。

「違反している人が悪い!!」ではなく、より良い学校生活を送るために、どの様な校則が必要なのかを考える事が出来るようになりました。

まとめ

他力本願をやめ、自分から一歩踏み出した時、世界が変わりました。校則によって生まれた勇気を支えに、これからもルールメイキングプロジェクトを続けていきたいと思います。

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