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本とかの店の本、昭和の文豪

前回紹介しきれなかった、本のラインナップを紹介していきます。今回は昭和の文豪です。このあたりは全部私が大昔に買った本です。一部読んでいないのもあります。

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まずは安部公房。京大医学部ということもあって、理詰めの文章が特徴的です。壁は国語の教科書にも載っています。一番読みやすい砂の女は友達と交換してしまいました。ここにある中なら、箱男は難しくてよくわからないけれど王道です。第四間氷期は読みやすいSFでおすすめです。他人の顔も読みやすいです。カンガルーノートはぶっとんでいます。

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三島由紀夫、没後50年で今何かと話題の三島由紀夫。本とかの店に置いているのは少なく、代表作の金閣寺なんかは入り口としていいんじゃないでしょうか。遺作である豊饒の海を読むなら、4冊まとめて全部読んでください。右翼的な三島由紀夫を感じたければ憂国は外せないです。もっと初々しかった頃の三島由紀夫なら、初期の傑作仮面の告白でしょうね。

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最後に太宰治。一番有名な人間失格と斜陽は持ち合わせておりません。それ以外のいかにも太宰な作品はヴィヨンの妻です。太宰は意外とコミカルで笑える作品も多いです。お伽草紙なんかは一般的にあまり知られていない太宰の一面が見れると思います。他に正統派小説なら、惜別、パンドラの匣あたりが楽しいです。

日本では小説といえばコレ、と言えるような王道も王道な昭和の文豪シリーズでした。僕自身、高校から大学にかけて読んだものばかりですが、この機会に合間を見て読み返してみたいと思うものばかりです。今読むとどう感じるんだろう?次回はまた別の何かを紹介していきます。

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