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聖地巡礼の旅

宗教はそんなに詳しくないけれど、聖地に惹かれる。彼らは何を求めてその地に集うのか。そこには一体何があるのか。信仰心はなくても、旅行のついでにちょっと聖地を覗いてみたいというのが人情である。今まで行ってみた聖地はこちら。

出雲大社

日本神道、国譲りの大国主命、神無月の出雲大社である。神道の聖地といえば、出雲大社と伊勢神宮ぐらいか。伊勢神宮には行ったことがない。靖国神社には行ったことあるが、あれはまた別だろう。

出雲大社は島根県だから、近くに住んでいなければそんなに行きやすい場所ではない。でもまあ日本国内だし、それだけを目当てに訪れる人も多い。気軽に観光で立ち寄れる。竹内まりやの実家が近くにあるそうな。

ガンジス川

インドです。インドに旅行する際にはだいたいコースに入るのがガンジス川とタージ・マハル。ヒンドゥー教の聖地であるガンジス川。聖なる川と言われているが、なんで聖地なのかはあまり知らない。川のある街バラナシからしてもう宗教色が強い。いわゆる門前町のようになっている。やたらと物売りや子供に絡まれる。

インド人も世界中からの旅行者も多く、物価も安かった。長期滞在して、バラナシとネパールを行ったり来たりする日本人バックパッカーも多かった。行くのはなかなか大変で、首都ニューデリーから寝台列車に乗った。今はLCCなどもあるらしい。

嘆きの壁

イスラエルのエルサレムです。ヨルダンからJETTバスで向かった。テロや報復がときどきあるため、時期を選んで行った方がいい。街には兵隊がたくさんいるけれど、基本的に親切で旅行者を歓迎してくれる。ユダヤ教の服を着た人たちはだいたい穏やか。ユダヤ教の聖地である嘆きの壁は、紀元70年にローマ帝国軍に破壊されたエルサレム神殿の西壁の残骸。地上にあるものは補修された部分で、本物の壁は地中に埋まっている。

嘆きの壁では、だいたいユダヤ人がお祈りしている。あまり近づけない雰囲気だけど、近づいても何も言われなかった。写真を撮ったり動画を撮っている人もたくさんいる。帽子を被らないといけないルールはあったが、近くで貸してくれる。

聖墳墓教会

こちらもエルサレム。エルサレムは城壁に囲まれた宗教のディズニーランドで、おみやげもたくさん売っている。キリスト教の聖地の一つである聖墳墓教会は、かつてイエス・キリストが十字架を背負って歩いたゴルゴダの丘に立てられた教会。名前の通りイエスが復活した墓がある。

聖墳墓教会には世界中のクリスチャンたちが巡礼に来ており、中に入るために行列に並んだ。屋外にある嘆きの壁とは雰囲気が違い、暗く静かで厳かだった。

岩のドーム

さらにエルサレム。岩のドームはイスラム教の聖地で、預言者ムハンマドがミウラージュしたと言われている。岩のドームは、イスラム教徒以外が来ることをあまり歓迎されていない空気を感じた。中には当然入れないし、近くで見れる時間もかなり限られている。

そもそも行き方がわからなかった。エルサレムは道が複雑で入り組んでいる。嘆きの壁にたどり着くのも苦労したけど、岩のドームが一番難易度高かった。現地のイスラム教徒たちはかなりピリピリしていた。

降誕教会

パレスチナのベツレヘムです。エルサレムからアラブバスというのに乗って行った。パレスチナ側に入ると、イスラエルとは全然空気が違った。キリスト教の聖地である降誕教会は、イエス・キリストが生まれた地と言われている。クリスマスツリーのてっぺんに飾る星をベツレヘムの星と言う。

降誕教会もクリスチャンの巡礼者や、観光客がたくさん来ている。ただ周辺はイスラム教の土地だから、他には何もなかった。ベツレヘムに行ってもそのまま日帰りでエルサレムに戻った。

仏教の聖地には全然行けてない。インドに行ったとき、雨が降りすぎていてブッダガヤ行きをやめたのが悔やまれる。雨だけではなく、疲れていてだるかったのだ。エルサレムはユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地をいっきに回れるのでおすすめです。宗教のワンダーランドです。

他にも霊験あらたかに感じられるような聖地、ぜひ訪れてみたいものです。

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