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【音楽制作note 2022】DTMオーケストラサウンドをつくろう ③

日々の学びと制作を価値あるものに還元できるようにするための【音楽制作note】

現在のテーマを『自作DTMオーケストラサウンドを聴けるレベルにしよう』
という感じにがんばっております。
しばらく音楽制作の傍ら、進捗状況と使用音源などを紹介していきます。

DTMオーケストラサウンドの学び その1

・永野光浩 著 / DTMオーケストラサウンドの作り方 実践的作編曲のテクニック60

この本は2010年12月初版の本なので扱う機材面では古く感じるかもしれません。
ですが、DTM上で管弦楽法を単刀直入に学べる有用な本でおすすめです。

この本を読み進めると、各楽器の特性を理解し、アンサンブルの論理が考えられることの大切さを痛感します。
いくら良い音源を手に入れても、リアルさに欠けた音像をつくり続けたら、オーセンティック(本物)な作品にはならないことがわかります。

管弦楽法に無知な自分としては、冒頭からの生オーケストラを考えながら音づくりする部分は非常に学び深いものでした。
改めて楽器の奥深さに感得しながらも、正直「しゃらくせぇ!」という憤りを覚えてしまう部分はあります。
ただ、この感慨を飲み込み、知識を咀嚼し、学びを血肉化できれば一生モノのスキルになるだろうことはビンビンに伝わってきます。

DTMを通じて管弦楽法を学べるので、この本を初学的に利用するのもよい気がします。生のオーケストラは選ばれし学習者しか実践的学びはできませんが、DTM上ならば誰でも実践的学びができます。

DTM入力でも当然難しく、時間がかかるものですが、乗り越えることが困難な壁のような印象をもつものにこそ力を注ぎましょう。
こうした日々の更新を怠らないことが大切なのは散々身に沁みてきているので、まぁなんだかんだでやっていきます。

この本の読み方としては、まずはP.160からの第4章<実践編>から読み進めることをおすすめします。
YouTubeでも参考音源があり、DTMで入力しながら少しずつオーケストラサウンドをつくっていく過程とテクニックがわかります。

多くの人はコード弾きのようなアンサンブルを構築すると思いますが、この本を読むと各楽器ごとにパートを作りこみたくなります。
生のオーケストラを作編曲するよう作りこめれば、自身のアーティキュレーションはよりオーセンティックなものに近づくのではないでしょうか。


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