2015 0301 言の葉

 noteのアカウントを作ってから、気がつけば10ヶ月経っている。Facebookやブログとはまた違う、個人的で主観的な何かを書こうとは思って始めたのだけれど。どうやら心にブレーキがかかっていたように、今は思う。

 東日本大震災のあの日からの事を深く思い返すことすらしなかったけれど、もうすぐで4年が経とうとしている。実際、思い返したり、ましては個人的、主観的な何かを気軽に発信するということが、極端に言えば罪であるとさえ無意識に思っていたようだ。

思い返せばきっと後悔することも少なかれある。あの時こうすれば、あの人を助けられたのではないか。あの時この事が解っていたら、行動が出来ていたのではないか、と思うことを想像して恐れていたのだと、今になると思う。

それと、被災地域のことを何も知らずにただ見て思ったことをブログやTwitterで書き拡散し、そんな無責任な情報が広まり被災者がそれを読み傷ついたり、または討論し闘ったり、発信者も迎え撃ってみたりと。

そしてやたら復興が遅れるだの、放射能だのと、情報発信というよりかは単に震災をネタにして自分の主義主張をしているだけのようにしか思えなかった。被災地で本当に知りたい情報、本当に広げたい情報とは全く違う動きだったという印象がどうしても強い。

そういうのが本当に面倒なことだと心底思い、情報発信も自分が直接関わっているもの、それも主観は極力抜いた表現にするようにしている。ただ実際本当に言いたい主観的なことは全くと言って書けなかったし、気がつけばそういうスイッチが切られて壊されていたようにも思う。

ただ、これからは少しずつでも自分が思う、思ったことを書き留めて行こうと思う。自分自身の復興のためにも。

2014年になり、震災を機に支援を始めた石巻市雄勝町の郷土芸能の一つ、「伊達の黒船太鼓」どうにかこうにか続けてほしい、次の世代へ繋げてほしいという願いだけで走り続けて、今は僕も保存会に入り太鼓打ちながら事務局をやっている。

 この4年の間、本当に色々あったし、これからも間違いなく色々あるだろう。

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