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スティールギターのスライドバー色々

東京も秋の気配がやってきて、本日などはとても過ごしやすい一日になりました。今日は三揃の背広を着て外を歩きましたが、それでも熱くなかったです。つい先週までは毎日日中の気温が34度とかになっておりましたが、今日の最高気温は27度ぐらいだったようです。

秋がくると何か焦りのようなものをかんじますね。もう年末がすぐそこまで来てしまうという焦りです。
私も、11月の初めまでになんとかしなくてはいけない案件があり、とても焦っております。焦っておりますが、日々進められることを着実に進めながら、その合間に考えられることを考え、勉強できることを勉強する、まずはそれを繰り返すだけです。

焦りとは裏腹に、noteではそういうことと関係ないことを書かせてもらいます。なんの仕事の役にも立たない話ですが、世の中仕事の役にたつ話を書かれている方は多いので、そういう話はそちらに譲って、私は私にできるお話をします。

昨日、noteにペダルスティールギターについての説明書きのようなものを書いたのですが、肝心のスライドバーについて説明しなかったので、補足で説明させていただきます。

スティールギターはスライドバーというものを左手に持ち演奏します。スライドバーといえば、普通のギターを弾く方も所謂ボトルネック奏法の際に指にパイプのようなものをはめて弾きますが、スティールギターでもあれと同じようなものを使います。
同じようなものですが、ちょっと違うのは、あっちはパイプのようなものを使いますが、スティールギターはただの金属の塊の棒のようなものを使います。

冒頭の写真に写っているのがそのスライドバーです。ギターでスライド奏法(ボトルネック奏法)をする際に使うパイプのようなものと違うところは、これらのスライドバーは筒抜けになっておらず、中まで金属が詰まっていてとても重いです。重いことで、サスティーンをかせぐことができます。

これらのスライドバーにも色々な種類があり、ただの円筒の太い棒のようなものもあれば、テーパーがついているものや、持ちやすいようにくびれがついているものがあります。

また、先っぽが丸くなっているものや、丸くなっていないものがあります。丸くなっているものは、単音を弾く際にバーの先だけで弦を押しつけ弾くのに使います。ペダルスティールギタープレーヤーは大抵先が丸くなっていてテーパーがついていないものを使う方が多いですが、それもプレーヤーの自由です。

先ほど、金属の塊と表現しましたが、大抵のものはステンレスなんかで作られておりますが、そうでないものもあります。石でできているスライドバーを使っている人を見たこともあります。
また、重さを調節するために、中空にして、そこに樹脂を流し込んだものを使っている方にも会ったことがあります。そのかたのスライドバーはやはり軽く、こんなものでまともな音が出せるのか、少し疑問に思っておりましたが、実際の演奏を聴くとスライドバーによる音色の違いはほとんどわかりませんでした。

元々はナイフの柄の部分なんかを使っていた方もいたぐらいですから、持ちやすければなんでも良いのかもしれません。

私は、一番手に入れやすいジム・ダンロップのものを愛用しております。このジム・ダンロップのスライドバーにも重さ違いで2種類が出ておりまして、どちらも持っておりますが、ほとんどどちらでも変わらずに使うことができます。ズボラな私のような人間はそういうことは気にしないだけかもしれませんが、神経質な方は自分の手に馴染む重さのものを選んで使っているのでしょう。
私は、迷ったら重い方を使えば良いと思います。重い方が弦を押さえるときに力を入れなくて良いので(弦に乗せるだけで良い)楽です。

この、ジム・ダンロップのものは太さも私の手にはちょうど良いのですが、人によっては、1.5倍ぐらい太いスライドバーを使っている方もいます。それも自由です。どれがいいという正解は人によって異なります。異なりますが、迷ったらとりあえずはジム・ダンロップのものを試してみるといいでしょう。このモデルが日本国内で流通しているものの中では手に入れやすく、値段もこなれております。

スライドバーを使う際に気をつけなければならないことは、絶対に落下させないようにすることです。傷がついてしまうと、弦に引っかかり弾きづらいのと、変なノイズが入る原因にもなってしまいます。

私のカントリーミュージックの師匠にあたる方はペダルスティールギター・プレーヤーですが、いつもスライドバーを楽器に置く際に、バーを立てて置きます。あれなんかは見ていてひやっとしますが、昔のスティールギター・プレーヤーの写真をみると、そうしている方が意外にいっぱいいます。そういうお作法があるのでしょうか。

スティールギターにご興味がある方、既にスティールギターに詳しい方はぜひコメントを書いていただき、情報交換をしたいと考えておりますので、引き続き宜しくお願い致します。

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