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飛鳥・元クルーズディレクター③【エンターテイメント】

豪華客船・飛鳥の元クルーズディレクターであり、海外でも演出家として活躍された若倉雅貴さんからお聞きしたお話の第3弾です。エピソードの宝庫です!!

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☆エンターテイメントについて:
・エンターテイメントは、そのときうまくいっているもやがて崩れることもある。この「破れ口」を先んじて探しておかないと「気づいたときには遅し」ということになりかねない。それは、膨らみきったら風船がいきなり割れるようなもの。こうしたことを防ぐのもクルーズディレクターの役割の一つ
・世界の音現象について― 音現象とは、高低、強弱。長短、グルーピングのことをいう。この音現象が強いのが欧米の言語で、弱いのが日本語。音現象が弱い言語ほど、手振り身振りや表情力も弱くなる。ミュージカルなど高い表現力を要求される日本語には、音現象が弱い分を大きなハンディがある
・小学校に招かれてミュージカルなどを教えるときは、一番無口そうな子供に目をつけ、ハッチャケさせることを個人的な目標にする。セリフを忘れても、転んでもいい。決してうまくやろうなんて思わないこと。「そもそもセリフは覚えるものではない」というと、今度は先生方までオタオタしだす(なぜなら、セリフを覚えるように指導しているから)

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☆男女脳で変わるおもてなし
・女性脳はゴールのない話が大好物。マルチ型で作業ができる
・男性脳はゴールが見えないとイラつきやすい。一点集中型
・性別は関係なく、見分け方は利き手の人差指と薬指の長さ。人差指が長い人は女性脳。薬指が長いと男性脳。
・女性脳のお客さんに何かプレゼントするとしたら、色んな種類の物を用意して選んでもらう
・男性脳だとひとつだけ。そもそもそういうのをめんどくさがるのが男脳


☆人種差別!イェローモンキー
・アメリカで演技指導の仕事をしたが、モチベーションの高いクラスは白人が担当し、そうでないクラスをあてがわれる。しかしこちらは、演技偏差値が低い人材を当てがわれると逆に燃える
・白人至上主義の傾向が強いアメリカ(トランプ大統領時に余計その傾向が強くなる)などは、どんなに活躍しても、白人でなければなかなか難しい。その壁を乗り越える実力というのは並大抵のことではない


☆エンターテイナーを選ぶ基準
・ショーも去ることながら、時にはお客様と一緒に食事をするなどソーシャライズが上手かどうかをチェックする(欧米人はほぼ問題ないが、日本人は概してそういうのが苦手。島国なのであまり社交的な民族ではないかも)

若倉雅貴さんHP: https://linktr.ee/amzwaq?fbclid=IwAR3jS8uo4w7jIDSDXQMhj7plVT4lxsoYz--e56hyR-m8V1eku9Jp2TZIrn4


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