見出し画像

ChatGPTだけを導入する頭の痛さ - Oracleやクラウドの時と同じ -

本当に言いたいことは別にあるんですけど、ちと話せなくて。
僕にもいろいろな立場がありまして。
一言だけ言うと、あるグローバル・コンサルティング・ファームの提案を見て、あまりに頭が痛くなって。

結論からですが、生成AI全般ですけど、ChatGPT(Azureも含めて)を導入することが目的ではなくて、業務をどうするかを考えることが重要。
生成AI論争でどの生成AIがいいかが増えてきました。
RDBMS、クラウドでもそうでしたがどれがいいかは業務でどう使うか次第です。
3大クラウドだって使い方でどれがいいかは変わります。

ちと、話を25-30年前に戻してRDBMSの導入の時で。
これを話すと年齢がバレるけど。
この時はOracle RDBMS、Informix、Sybaseが主要プレイヤーでした。
DB/2はオープン系とIBM系でお客さんが違いました。
Oracleは使いやすかったですが、性能を出すのが難しかったです。
SqbaseはのちにSQL Severになりました。
2フェーズコミットだとInformixが優れていたくらい。
なんでOracleが勝ったかは、Oracleのプロモーションがうまかったり、SIerがビジネスをしやすかったのはあります。
結局はお客さんの情シスのOracleの指名買いです。
お客さんがOracleを導入しておけば失敗しても責任を問われなかった。

今回、2テーマ扱っているので。
まずMS/OpenAI以外の生成AIはRDBMSならInfoemix、Sybaseになります。
MS/OpenAIはOracle RDBMSを目指したんでしょうね。
今回はサティアさんとサムさんが商売がうまい。
ところでいまはMySQLが強いんではないか?
エンタープライズだとまだ多いですよ、Oracle RDBMS。
SalesforceもバックエンドはOracle RDBMSです。

次です。
そろそろChatGPTを使ってどんな業務をやるかのソリューションのフェーズに移るべきです。

なんか見ているとChatGPTを導入することが目的化されて、業務をどうするかを誰もやっていない。
Oracleの時でもとりあえずOracleを入れろがかなりありましたし、僕もそういう提案はしましたけどね。
Oracleを導入するために業務をでっちあげる。
そういうことはやっちゃダメなんですけどね。
いまならPoCだなんだと言ってそういうビジネスはできますよ。

個人的にはそういう仕事は嫌いですけどね。
SE、コンサルタントの仕事はお客さまの業務を考えること。

コンピューターは道具ってことを忘れちゃダメです。

いくつか業務の提案は持っているんですけど、ここが僕の本当の仕事でここでは出せなくてねぇ。
ここは裏の書きたいことを書く場でビジネスではないです。

ところでクラウドのことをなんで話せないか?
この時期は休んでいたのです。
ただ、これもエンタープライズだと思っているよりオンプレはまだありますよ。
クラウドでないとできない業務はSaaSのSalesforce、会計系。
スクラッチだとオンプレでやりたい企業はあります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?