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ChatGPTはプロンプト・エンジニアリングにこだわらなくてもいい - API、Excelアドオンの利用 -

まず、わたしは実験くんしかまだしていないこととこれはアプリ・システム開発をしたことでない方には理解が難しいことをご承知をしていただけたら。
わたしは一応、ん十年もSE業で生活してきたらしくて、その発想ベースで考えました。
APIやExcelアドオンを使って、HTMLならフィールド、Excelならセルに文字列を入力させて、それを文字列連結してAPI、アドオンの関数に投げればChatGPTと対話はできるよねと。
はい、できます。
ただ、もともとChatGPTって反応速度自体は速くはないので、Excelだとアドオンを通すとGPT-3.5だと戻ってくる速度は遅いですけどね。
ここが重要かもしれないですが、ChatGPTって速いにこしたことはないですけど、使う方もまだそんなに速度を要求していない。

ExcelアドオンでChatGPTを使って電子メールのテンプレートを書かせるとします。
プロンプトだと「xxさんへnnn(お詫びとか)のメールを書いてください」。
これでxxさんとnnnの入力セルを作ります。
nnnの部分はドロップダウンとかであらかじめ値を定義しておいてもいいですね。
xxの部分もExcelなら他のシートの参照でもいいんじゃないですか。
文字列連結はExcelならセルを用意した方が使いやすいのでそこ「&」を使って文字列連結します。
APIを使うなら変数を作る。
それをChatGPTアドオンの関数を使ってChatGPTに投げる。
はい、これでChatGPTを使えます。

問題はAPIはGPT-4対応が出てきたけど、アドオンはまだGPT-3.5。
ただ、ここはAPIがGPT-4対応したので、アドオンも対応してくるでしょう。
あとAPIの接続数制限は、もともとこのツールはサブスク前提でいつまでも無料で使おうはどうかと思います。

大昔の話ですが、RDBMSで動的SQLってテクニックがあって、それの派生です。
ChatGPTって自然言語で対話できるのですが、基本的なことを言うとデータベースです。
データベース・アプリの開発テクニックは使えます。

とは言え、RDBMSで言うデータ挿入(INSERT)や更新(UPDATE)ができない。
SELECTしかChatGPTはできない。
これはAzureの領域になるのですが、そこはまだ調査できていないですが、いまのChatGPTだと自分でデータを用意して学習させるのは不可能なようです。
ここがRDBMSと異なるところです。
コンサルタントが勝負するとしたらここです。
ここは導入が早かった企業がノウハウとして出してこないです。

言いたいことはプロンプトを自在に使いこなせれば、それは理想だけど、そこに固執をすることもないです。
深津式プロンプトも作るのは面倒ですけど、コードをちゃんと書ける人なら、文字列連結を作るぐらいは作れます。

最後にアプリでChatGPTを使うことといいことですが、NGワードを設定できる。
これはRDBMSと組み合わせるとよくて、具体的な実装は読んでいる方で考えていただきたいのですが、単純にNGワードと文字列マッチングをルールベースでチェックすればいいです。
実装は僕なら1人月は欲しいですけど、ルールベースでできます。
htmlのフォームでNGワードのチェックなしなら10人日ぐらいですかね。
5人日は勘弁してくれですね。
これは業務利用だと必要になると思います。

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