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綿花短歌集 - 日常 -

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綿花が書いた短歌集です。
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#連作短歌

今日の短歌 - 2023年04月04日(火) 晴れ - 書く -

ころんだり 歌を詠むのは、こんな時 いつもだけでは、おもしろもなく 感情 理解をできる。やさしきか 残る作品、書く歌人なり すぐれたる作家が記す文章 伝える気持ち 受けとるこころ 時超える手紙が届く 古典かな 人類知らぬ空気がありき 花びらが落ちて感じる変わること 次の季節の歌を詠もうかな

今日の短歌 - 2023年04月03日(月) 晴れ - クルマ -

スカイライン。少年たちあこがれた その面影を追うのは楽し 豊かかな。シビック作る生活が それを目指して働いていた 家族での思い出残るエスティマ 三列シート、満員だった フェラーリ いつかは乗ると夢を見た 叶うと覚めた ここははじまり 部長になればクラウン、それ叶う 喜んだのは、僕よりも妻

今日の短歌 - 2023年04月02日(日) 晴れ - カメラ -

フジカラー 粒子残る。おもしろき 残る思い出、アナログとなり ネガを見る。あの時、僕はなにを見た 現像をした、覚えなきなり 手動で焦点合わし。撮れたかな できあがり見て、にんまりとする リバーサルフィルムの色、現実か? 見えた景色は目よりあざやか 白黒の写真を見て思い出す あの時、僕は懸命だった