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綿花短歌集 - 日常 -

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綿花が書いた短歌集です。
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記事一覧

今日の短歌 - 20231002(月) 晴れ/くもり 遊園地 -

切り出した 彼女に別れ 観覧車 告白したの ここだったから こどもたち はじめて来たよ 遊園地 はしゃぎ転んで きみは笑顔か 思い出に 一人で浸る 冬の園 君のおもかげ 目の前よぎる

今日の短歌 - 20231001(日) 晴れ/くもり プラモデル -

買ったけど 積んだままの プラモデル 老後に作る その時、夢見 父からの 誕生祝い ガンプラだ 好きなMS 知っていた母 おこづかい 貯めて買うんだ プラモデル 自分で好きに 買える喜び

今日の短歌 - 20230901(金) 晴れ インターネット -

幻影か 亡き妻がいる ヴァーチャルに 別れて5年 再び会えた つまらない SNSで 媚びを売る 自由な気概 失い悲し いざこざが 起きてたじろぐ ネット民 現実世界 同じにいかぬ

今日の短歌 - 2023年08月30日(水) 晴れ 寝台列車 -

朝起きる 寝台列車 揺れている 電車で夜明け はじめて見るな ホームいる 寝台列車 乗りたいな 会社忘れて 遠くいきたい 子の吐息 狭いベッドで 感じてる たまにはこんな 時間もいいか

今日の短歌 - 2023年08月26日(土) 晴れ ランチ -

ランチ食べ 親睦深め 笑い合う 同じ飯食い 生まれる仲間 おとうさん 高い昼食 食べられない 社食が廃止 あがらぬ給与 はりきった 奥さん作る お弁当 ひとりにんまり 新婚楽し

今日の短歌 - 2023年08月25日(金) 晴れ 町中華 -

町中華 冷やし中華を はじめました 夏のはじまり 楽しみな時 味素朴 しょうゆラーメン 町中華 何十年も食べ続けてる 学生があふれるお店 まんぷくに 定食お得 町中華が好き

今日の短歌 - 2023年08月19日(土) 晴れ ベイスターズ -

ベイス勝つ ハマが沸き立つ 推し、燃ゆる 港の男 こぶしをあげる 牧秀吾 一発がある バット持つ 新たなハマを背負うヒーロー ハマの期待 一身背おう リーゼント 勝ち方覚え 星を重ねる

今日の短歌 - 2023年08月18日(金) 晴れ ホームラン -

あの日見た スタンド超える ホームラン それを目指して グラウンド立つ 負けている 試合で打った ホームラン 覚えていない 決めた瞬間 友達の記録に残る ホームラン 高校時代 ヒーローだった

今日の短歌 - 2023年08月18日(金) 晴れ 野球 -

母校から寄付のお願い 勝っている 届け声援 報告期待 見えてきた光るフラッグ 道半ば 戦い続く 負け考えぬ 白球を追い続けたら 甲子園 グラウンド踏む ここがはじまり

今日の短歌 - 2023年08月17日(木) 晴れ 夏 -

夏祭り 汗かきながら かき氷 一瞬だけど ひんやりとする 子どもたち 水鉄砲で水遊び 夏休みだな 太陽まぶしい 悔やんでる あの子の気持ち 応えずに きっと結婚しているはずだ スマホ変え 気分が変わる いい感じ 一歩踏み出す ドアを開いて 猛暑だと コンビニ行くの 面倒だ たまるよお金 それも善きかな

今日の短歌 - 2023年05月02日(火) 晴れ -

頼まれることがあるのが仕事なり それなくなると、やる気なくなる 金稼ぐ。わかっちゃいる、楽でない リモートのくせ、なかなか抜けず やれやれだ 晴れてる仕事、やすめない そんな季節もわるくないけど お仕事の歩みを止めた 見えたのは静かなわたしのかわいい猫 交差点歩み続ける疲れたよ 僕の人生まだまだ続く 歩みを止めて行き詰まる 僕の会社との関係も 交差点 歩くのやめて空を見る そこに人いる大都会 木洩れ日にあくびする三毛春感じ もう老猫、窓で感じる 雨の日はメラン

今日の短歌 - 2023年04月08日(土) 雨 - テレビ -

砂嵐、流れるテレビ、なに見える 時空の果てか、それとも未来 うるさいわ、コメンテーター 音しぼり キッチン向かう、朝は忙し 街中、響く歓声、点はいり みんな大好き、代表選 おおみそか 孤独のグルメ おなか鳴る 見終わり、そばをみなで食す 猫が見る。鳥がはばたく木から木へ つめが届かぬ、平らな画面

今日の短歌 - 2023年04月09日(日) 晴れ - 時計 -

針合わす正確でない腕時計 ずれる時刻、生きた証か りんりんと鳴るよ目覚まし、起きられぬ 冬の寒さに布団、幸せ 入学祝い記念の腕時計 いまも大切、祖母の期待が Appleを腕にする価値、見えないか 体が見えて、健康となる スマートな時計をはずし自由得る 時に拘束されたくはない 宝石がまばゆく光る袖口に 傷つけぬかと心配しすぎ

今日の短歌 - 2023年04月04日(火) 晴れ - 書く -

ころんだり 歌を詠むのは、こんな時 いつもだけでは、おもしろもなく 感情 理解をできる。やさしきか 残る作品、書く歌人なり すぐれたる作家が記す文章 伝える気持ち 受けとるこころ 時超える手紙が届く 古典かな 人類知らぬ空気がありき 花びらが落ちて感じる変わること 次の季節の歌を詠もうかな