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綿花短歌集 - 日常 -

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綿花が書いた短歌集です。
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2023年4月の記事一覧

今日の短歌 - 2023年04月08日(土) 雨 - テレビ -

砂嵐、流れるテレビ、なに見える 時空の果てか、それとも未来 うるさいわ、コメンテーター 音しぼり キッチン向かう、朝は忙し 街中、響く歓声、点はいり みんな大好き、代表選 おおみそか 孤独のグルメ おなか鳴る 見終わり、そばをみなで食す 猫が見る。鳥がはばたく木から木へ つめが届かぬ、平らな画面

今日の短歌 - 2023年04月09日(日) 晴れ - 時計 -

針合わす正確でない腕時計 ずれる時刻、生きた証か りんりんと鳴るよ目覚まし、起きられぬ 冬の寒さに布団、幸せ 入学祝い記念の腕時計 いまも大切、祖母の期待が Appleを腕にする価値、見えないか 体が見えて、健康となる スマートな時計をはずし自由得る 時に拘束されたくはない 宝石がまばゆく光る袖口に 傷つけぬかと心配しすぎ

今日の短歌 - 2023年04月04日(火) 晴れ - 書く -

ころんだり 歌を詠むのは、こんな時 いつもだけでは、おもしろもなく 感情 理解をできる。やさしきか 残る作品、書く歌人なり すぐれたる作家が記す文章 伝える気持ち 受けとるこころ 時超える手紙が届く 古典かな 人類知らぬ空気がありき 花びらが落ちて感じる変わること 次の季節の歌を詠もうかな

今日の短歌 - 2023年04月03日(月) 晴れ - クルマ -

スカイライン。少年たちあこがれた その面影を追うのは楽し 豊かかな。シビック作る生活が それを目指して働いていた 家族での思い出残るエスティマ 三列シート、満員だった フェラーリ いつかは乗ると夢を見た 叶うと覚めた ここははじまり 部長になればクラウン、それ叶う 喜んだのは、僕よりも妻

今日の短歌 - 2023年04月02日(日) 晴れ - カメラ -

フジカラー 粒子残る。おもしろき 残る思い出、アナログとなり ネガを見る。あの時、僕はなにを見た 現像をした、覚えなきなり 手動で焦点合わし。撮れたかな できあがり見て、にんまりとする リバーサルフィルムの色、現実か? 見えた景色は目よりあざやか 白黒の写真を見て思い出す あの時、僕は懸命だった

今日の短歌 - 2023年04月01日(土) 晴れ -

オスとメス それしかないと言う口は 理解してない多様性など 「おまえ負け」 それ言うやつの関心はそれしかなくて さらに価値なし 体験と経験だけが人育て 動かぬものは変わらぬまま 小手先でこねくり回す理屈なぞ 一晩持たぬわからぬ愚か 老いて知る。すべて手にすることできぬ それがわからぬ若さなり 思うことすべて意のままうごくだろ それが甘さと知らぬが子ども

今日の短歌 - 2023年03月31日(金) 晴れ - 雨 -

肉を食べどんぶりご飯 太るよと言うが止まらぬ 彼が大好き スイーツが好きな彼女とデートす やれやれなのが笑顔に負ける 昭和な遊園地好き若い彼 私年上そこが新鮮 目指すもの違うとわかり別れたの いまならわかるあなたの悩みを もう二年 あなたはわたし忘れてね 忘れようとも思い出す彼

今日の短歌 - 2023年03月30日(木) 晴れ -

切れすぎて出世できぬおきてなり そんな企業、伸びるわけなし 呼びもせず捨てた人物、ライバルに だから、面接すればよかった 他人知り はじめてわかる己なり それができずにリーダーなれず 気ままだと生きるのつらい道がある そこへ向かうはおろかなことか 妻のため、それが生きがい、仕事する 否定はしない それだけなのか