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「コミュニティ」と「チーム」と「グループ」って何が違うんだろうね?

「コミュニティ」と「グループ」と「チーム」
人の集まりを表す言葉はたくさんある。

日々何気なく使っているこれらの言葉。
言葉が違うのだから、きっとそこには使い分ける何かしらの意図があるはず。

過去に「コミュニティとチーム」については考えたことがあったので、そのアップデートを久々に言語化しておきたいなーと、改めてこの三つの言葉について整理してみる。


コミュニティとは?

「共通項を持った集団」のこと。

その上でさらに、
①「自分の意志とは関係なく集まった(集められた)集団」
②「自分の意志で集まった集団」
に分けられる。

①は家族や地域などの血縁や地縁。
②は会社やオンラインサロンなどの社縁や知縁。

また②は集団全体で同じ目的(方向性)に向かっている。
目的(方向性)とは「水と生きる」「優しい革命をおこす」「死ぬこと以外かすり傷」のようにありたい姿のことを指す。
①をコミュニティと呼ぶのか否かは一つ論点になるところかもしれない。


チームとは?

コミュニティの中で同じ目標(=何かしらのゴールテープ)に向かってる小集団

この小集団は、人軸で見るとチームと呼べるし、コト軸で見るとプロジェクトとも呼べる。

目標(=何かしらのゴールテープ)とは「1万フォロワー獲得」「〇月○日にイベントを開催する」のような明確に終わりのあるもののことを指す。


グループとは?

コミュニティの中で同じ目標は持っていないが集まっている小集団


「コミュニティ」と「チーム」と「グループ」。具体的に"会社"と"学校"をカテゴリーで分けてみると、こんなイメージだ。

コミュニティ→会社、学校

チーム→課、部活

グループ→同期、クラス


チームビルディングやプロジェクトマネジメントという言葉はあるが、
グループビルディングやグループマネジメントという言葉はない。
これは目標の有無に起因する違いだ。チーム・プロジェクトにはゴールがあるため、そこから逆算してどう行動すべきかを計画・実行していく必要がある。

また、グループに目標が生まれればチームとなるし、チームから目標がなくなれば(終われば)グループになることもある。


コミュニティはチームに所属する人、グループに所属する人、チーム・グループに属さない人(見てるだけの人など)で構成される。
チームはグループに、グループはチームになることもある。同じ人でも時間や置かれている状況によって、コミュニティの中でのポジションも流動的に動く。

キャプチャ


「コミュニティ」と「チーム」と「グループ」の違いを認識し、コミュニティの中にそれぞれの人が居場所と感じられるような設計と推進をしていく。

「コミュニティ」と「チーム」と「グループ」を整理すると、コミュニティ運営者の役割がより解像度高く見えてきた。

≪参考文献≫
「チーム」と「グループ」についてはこの本からの学びがとても多かった!




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