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「本当に手に入れたいものは?」問い続け、ひたむきに走った2023年

私のいいところ、毎年「今年が人生で最も素敵な年だった!」と年末を迎えられるところ。2023年も最高の1年だった。

行動と思考のバランスが良い年だったように思う。

仕事も生活も何もかもが中途半端で「このままの生活を続けて未来はあるのか」不安と焦りでいっぱいだった2022年の12月。私に足りなかったものは“行動する勇気”だ。だから「勇気が出ない」と悩む前にとにかく行動し続けることを自分に誓った。

「迷ったらやってみる」ではなく「迷う前にやってみる」ことを大切に。

行動の連続のなかで、自分の限界値や足りない部分がやはりたくさん見えてきて、3つの新しい学びの場に飛び込んだ。

そのうちのひとつ、長期演劇ワークショップ『play room(プレイルーム)』で得たものを書き残しておきたい。

▼play room2024(第六期募集中)

「シンプルに気持ちを伝える」ができるようになった

嫌なことをはっきりと「嫌だ」と主張できる瞬間は意外と少ないと思う。むしろ、嫌なことをなかったことにして、気づかないことも多いぐらい。

play roomの参加者募集要項を初めて読んだとき、目に止まったのは“基礎ワークのなかで相手に触れることがあります。”の一文。「触れるのは良いけど触れられるのはyadana…」と正直とまどって、応募するか迷った。(迷ってるやん)

でも実際にワークショップがスタートして「自分の気持ちを伝えること」「相手の気持ちを受け取ること」コミュニケーションとはシンプルなものなのだと気がついた。嫌なことは「嫌だ!」と主張すればよい。

私は本音を言おうとすると口がモゴモゴ、ときどき涙がポロリと流れてしまう性格で、我は強いのに主張が苦手、みたいなところがあった。

たぶん、本音や自分の気持ちを他者に伝える前に、私自身が自分の主張を認められていなかったのだと思う。だからこそ、まずは自分の感情をフラットに外に出してみるplay roomでのワークが大切な時間になった。

「本当に手に入れたいもの」に貪欲に向き合えた

自分の本音が認められないと、いつまで経っても「本当に欲しいもの」がわからない。

「お芝居を通してハッピーになりたい」というベースとなるシンプルな欲求さえ、「いやでも仕事なのにそんな能天気でいいんだろうか」とか「まだそのフェーズじゃない」とか、社会性や周りの視線(虚像です)で、複雑にしてしまっていた。

こんなものを届けたい、観客に笑ってほしい、もっと面白い俳優になりたい、いろいろと理想の状態はあるけれど、それらすべて、究極的には自分のため。何が自分にとってハッピーな状態なのか、ひとつずつ本音で自分と向き合うことが大切だと気づいた。

お芝居を続ける大きな目的、目的を踏まえてどんな状態が理想なのか考えること、理想の状態に向かってひたむきになること。とてもシンプル。1番大きなエネルギーを使った部分。

準備をした分だけ楽しい時間が訪れる!

自分が本当に手に入れたいものがわかったら、あとはそこに向かって準備をするだけ。

筋肉ムキムキになりたいと思ったら毎日筋トレをする。サボったらムキムキにはなれない、ただそれだけ。

play roomは個々の成長にフォーカスした場所。誰のためでもなく、なんとしてでも手に入れたい!という思いで準備をすると、自分にとって嬉しい変化が起こる。当たり前のことだよね~!

WSオーディションみたいなプレッシャーがある場も大切だけど「評価されたい」よりも「ひと回り大きい自分になりたい」が1番にあったのがよかった。

何かしんどいことや怖いことにチャレンジするとき、「なぜやるのか」をつねに考えられるようになったことで、耐え抜く力が格段に上がったと思う。

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いいことばかり書いていて、なんだか胡散臭くなってしまった。

でも、こんなにたくさんの“いいお土産”を手に入れられたのは半年もの間play roomに時間を使って自分の成長に向き合ったから。人と比べて落ち込むことはそりゃもうたくさんたくさんあるけれど、昨年よりパワーアップした自分になれたことは間違いない。

本当に欲しいものを自分でわかることが大切で、そこにひたむきになることを選べるかどうか。

play roomを通して出会ったすべての方に感謝しています!らぶ!

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