【体験レポ】富士葵さんの富士イチを追いかけた2日間を思い出しながら書いて、それをまとめたもの
※序文と注意は固めの文章を書いていますが、本編はもうちょっと柔めです。大丈夫です。固い感じの記事ではないです。
はじめに
この記事は、富士葵さんの富士イチ動画に触発され、私が2日間かけて富士イチ+αを走り抜いた体験を振り返るものです。
基本的には、すでに富士葵さんの富士イチ動画をご覧になった方々に向けて執筆しています(URLは後でご紹介いたします)。
「富士葵さんの富士イチ動画及び生放送アーカイブをより楽しむために」
この記事は上記の目的に基づいて執筆しています。
お力になれるか分かりませんが、私の経験を共有することで、「富士葵さんの富士イチ」の魅力を皆様により深く感じていただけることを願っています。
注意
・本記事には、以下の2つの動画および生配信の引用(スクリーンショット)が含まれています。
本文中で
「動画」と表記されているものは「【130km/1800m】チャリで富士山1周!永遠の登りがキツすぎてガチ泣き!?【フジイチ】」を指し、
「配信」と表記されいるものは「【定期生】富士山一周してきた!!めちゃくちゃ話したいことある!! #葵の生放送」を指します。
著作権に関する事項などを調査し、引用としてのスクリーンショットが問題ないと判断しましたが、私の無知によるものかもしれません。
もし「それはアウトだよ」というお知恵のある方がいれば、お知らせいただければ幸いです。スクリーンショット画像は速やかに削除いたします。
それでは、本編に移りたいと思います。
御殿場〜山中湖
2023年 11月2日 10:30頃、私は御殿場駅にて写真を撮っていました。
自転車でロングライドに出るとき、私は基本的に写真を撮りません。
ですが、今回のロングライドは普段のロングライドとは少し意味が違いました。
話はこの写真を撮る数日前に遡ります。
2023年10月29日、Aoi ch. にこのような動画が上がりました。
11/17に自身のワンマンライブ「Aria」を控えた富士葵さんが「ワンマンライブ宣伝部長/宣伝大使」として、自転車で富士山を一周、いわゆる富士イチを行う、という企画の動画です。
そんな富士葵さんの後を追い、自分も富士イチに挑戦するために、私は御殿場に来ていました。
・自宅から7時間、ようやく富士イチスタート
自宅から御殿場まで約94km、獲得標高1032mの道のりを、7時間かけてチャリで走りました。
ここ御殿場が私の富士イチのスタートラインになります。
御殿場はいろいろあった富士葵さんが一泊した所ですね。
富士葵さんが一日目を終えた場所が、私の一日目のスタートラインになったわけです。
当時の自分の様子をX(Twitter)で確認するとこんな感じです。
自転車に長時間乗っていると、脳みそが働かなくなるので、語彙が極端に減ります。
スタート前、すでにかなり疲れていることが分かりますね。
この時に考えていたことを、いま思い出して無理やり言語化するとしたらこうです。
・やっとスタートラインに着いた…。つかれた…。
・ほんとは今日、ディズニーシーに行く予定だったんだけどな…。
このようなことを考えながら上記のツイートをしていたように思います。
・「焦り無言」の道
走り始めてすぐ、見たことのある風景が目に飛び込んできました。
Aoi ch.が大好きな皆様なら、ここがなんなのかわかりますね。
そう。
「ここでこれって、葵やばいぞと、この先の予定考えろよ、っていう無言ww 焦り無言コレw」の道です。
単純にはじめて見る風景であれば「キレイだな」と思うだけですが、富士葵さんの配信を見た後だと、焦燥と沈黙の道に見えます。
ストリートビューはこんな感じです
・「泣きそうだ…」の上り坂
その風景を通り過ぎると、山中湖まで、ひたすら上り坂が続きます。
ここではやはり富士イチ動画屈指の名場面、「足が止まってしまい、泣きそうになる(泣いてる?)富士葵さん」を思い出してしまいます。
ひたすら続く登坂、強烈な向かい風、キレイとは言えない景色、ひとけの無さ。
全く未経験の初心者の心を折るには十分だと思います。
進むのをやめて後ろに進めばすぐにでも楽になれる中で、それでも前に進む姿はとても良いものでした。
このシーンですが、余計な演出はせず、現地の音と映像のみで構成されていたのがよかったですよね。
あの孤独感と静けさは、ロングライドのつらい部分の象徴でもあり、楽しい部分の象徴でもあると思います。
ちなみにこの「泣きそうだ」の坂ですが、映像やグーグルマップで見るよりずっと傾斜がきつく、かなりの距離が続くので、私もかなりキツかったように記憶しています。
私のような筋肉おじさんでもかなりキツかったので、富士葵さんは相当大変だったと思います。
「動かなくなる脚、何度姿勢を変えても強張りが和らがない上半身、これがあと何十分、何時間続くのか…?」
自転車で坂道を延々と上るツラさを言語化するのは難しく、体験してみないとわからないことが多いです。
私は自転車に乗るのが好きなので「ツラい…楽しい…」となりながらも登っていけるのですが、初心者だった富士葵さんが、どういう気持ちで登っていたのか、色々と想像を巡らせてしまいます。
富士葵さんの足が止まってしまった地点のストリートビュー
・小休憩(コンビニ)
印象深い坂道をを序盤に抜け、しばらく走るとコンビニがあったので休憩としました。
このスクショのすぐ後ろがそのコンビニです。
私が行った時、ここの駐車場で若いカップルが地べたで唐揚げ弁当か何かを食べていて、その生活感がありがたかった記憶があります。ずっとひとけのない道を走っていたので。
コンビニで休憩している時の私のツイートはこれです。
御殿場で写真を撮ったのが10:30頃、休憩の後出発したのが11:00頃なので、約1時間半かけて、坂の約半分を上った計算になります。
その時に考えてた事を思い出して言語化するとしたらこんな感じです。
・富士葵さん、本当にすげえや!
・「経験した者にしかわからないツラさ」が経験できてよかった!
・動画と配信の楽しさがさらに増えた!やったあ!
・ほんとは今日、ディズニーシーに行く予定だったんだけどな…。
こんな感じです。
そして、このコンビニを超えても、山中湖までさらに上り坂が続きます。
ストリートビュー 後ろに(おそらく富士葵さんも利用した)ローソン
山中湖〜富士山駅
休憩したコンビニから、さらに坂道(マジでしんどい坂道ですが「しんどい」以外の表現が見つからないので、詳しい描写は割愛します)を走ると山中湖に到着します。
富士葵さんの動画を確認すると葵さんは御殿場から山中湖まで約4時間くらい坂道や向かい風と格闘していたようでした。
それでも登り切ったので、やはり根性がすごいと思います。
・まじでなーんも覚えてません
山中湖、動画や配信だとかなりあっさり通り過ぎていますが、ここは本当に景色が良いです。
ですが私も写真を撮っていません。なぜなら当時はこうやって記事としてまとめるつもりがなかったためです。
写真はありませんが、せっかくこれを読んでいただいてる皆様に、少しでも体験をシェアしたいので、記憶だけで山中湖を描写します。
なんか、湖があって、すごい静かで…
あとなんか人がいっぱいいて、あー?
あと鳥、鳥がいた。鳥と人がいて、山もあって…?
あれ?山あったよな…?
んん?
こんな感じです。
自分でも信じられないくらい記憶がぼやけています。
ここは急に道が穏やかになるし、街並みも観光地になるので、安心感が凄まじいです。
そして、その安心感と達成感で気分がかなりハイになってしまうんです。
その結果、細かい風景を忘れてしまうんですよね。
皆さん、先日の大葵菊祭でのおしゃべり会、何を話したのかちゃんと覚えていますか?
覚えている人は、一人もいないはずです。
「覚えているよ」という人がいたら、その人は嘘つきです。
要は、そういう事です。
富士山駅〜1日目終了
山中湖を抜けた後、なんやかんやあり(すみません、この辺マジでなーんも覚えてません)、私にとっての一日目の目的地、富士山駅に到着しました。
富士山駅は動画ではスタート地点でしたね。
(ここでの話をする前に一つ言わせてください。
スタート前に富士葵さんが一般通過男性と会話してるシーン、良いですよね。
他の動画にもたまにありますが、通りすがりの方とお話をしている時の富士葵さん、めちゃめちゃいいですよね。
丁寧な受け答えで、ほんとに「一期一会」の方なんだなと思って毎回感動するし尊敬しています。
自分だったら「アハハ、ソッスネ…」しか言えないので)
・1日目の終わり
富士山駅は動画ではスタート地点として序盤で出てきた駅ですが、私からしたら一日目のゴール地点です。
その時のツイートがこちらです。
ここに到着するまで、すでに走行距離124km、獲得標高1,700mですので、もはや富士イチを一周終えたくらいの疲労感です。語彙力もなくなります。
このツイートをした時の気持ちをいま思い出して無理やり言語化すると以下の通りです。
・ここ、あそこじゃん!すげー!聖地巡礼だ!鳥居すげー!
・想像してたよりかなり順調だったな!
・ほんとは今日、ディズニーシーに行く予定だったんだけどな…。
上記のような感じだったと思います。
ちなみに、富士イチ動画の中で私の一番好きなセリフがこの富士山駅の前で出てきます。
「漕げば終わりますから」
シンプルかつ当たり前の言葉ですが、自転車乗りには刺さる言葉ではないかと思います。
楽しみ方が多様な自転車ロングライドですが、全員に共通した真理がこの「漕げば終わりますから」だと思います。
何があっても、進み続ければいつかは終わる、という真理があるからきつい局面も耐えられるんですよね。
富士山駅 ストリートビュー
・ホテルにて
さて、私の富士イチの1日目はここで終わりです。私は早々にホテルに向かいました。
ホテルにはYouTubeが見れるテレビがついていたので、富士葵さんがブラジル体操をやっている動画を見たりして過ごしました。
私は富士葵さんの「もも上げサイドバンザイ」が大好きで、定期的に見てます。面白すぎる。
あとは簡単に箇条書きで1日目の最後をどう過ごしたか書いていきます。
・富士急ハイランドに行ってなんか絶叫乗ろうと思ったけど、入り口がわからず断念
・店探すのがめんどくさすぎて、ホテル前のなか卯で親子丼を食べる
・ぼーっとYouTube見る
・20:00には就寝するも、外で定期的に鳴り響く爆音バイクに度々起こされる
以上、自宅で過ごすよりも中身がない過ごし方をしました。
旅行として考えたら完全に失敗です。
2日目開始 富士山駅〜西湖
そして二日目です。
画像は真っ暗ですが、翌日の朝4:30です。
ちなみにチャリンコの前面には富士葵さんのステッカーを交通安全の御守りとして貼ってます。
富士イチを無事に完走した富士葵さんがついていれば、自分も完走できると思ったからです。
想像以上に心強かったです。さすが心の応援団長。
夜明け前に出発し、富士葵さんが配信で「永遠に続くんじゃないか」と言っていたトンネルを抜け、「スパッツを切った」という逞しいエピソードがあるスパッツセブンを横目に、暗闇の中、河口湖へと向かいました。
スパッツセブンは多分ここ。左を向くと例の長いトンネルがある。
・明け方の河口湖、絶景すぎる
少し走ると、河口湖付近に到着します。
ここは動画でも出てきますが本当に絶景です。
たまたまですが、私はちょうど夜明けの時間にここを通りましたので、かなり幻想的な風景と出会えました。
ちなみに、先ほどの写真は配信で出てきたこちらのトンネルの入り口付近からの写真です。たぶん。
配信で見ると、特に何の変哲もないトンネルですが、現地では絶景が横に見えます。
そう考えると、このトンネルも素敵なものに見えてきませんか?
本項を書いた数日後、ストリートビューで現地を確認したら、全然思ってた場所と違いました。人の記憶ってあてになりませんね!!
・へっちぇも坂
そしてしばらく走っていると見覚えのある坂道に到着します。
「元気丸」「キャンプの薪あります」「へっちぇも」の坂です。動画の序盤に出てくる最初の山場ですので、印象深いシーンでもありますね。
そしてこの坂も本当に伝わりづらいですが、そこそこ勾配のキツい坂になってます。
一度足を止めてしまうと、再び進み出すのが難しいほどの坂です。
それが富士葵さんのコミカルな叫びでしっかりおもしろシーンになってるのが良いですよね。
・「へっちぇも」について
さて、この動画で出てくる珍妙な言葉「へっちぇも」ですが、本人も何を言っているのか覚えていないようなので真相は謎のままです。
ですが、私は微糖さんの下記のツイートが限りなく真実では?と思っています。
微糖さん、掲載許可ありがとうございます!!
動画だと分かりづらいですが、確かにヘチマが左手前にあります。
私が撮った写真にもはっきり写ってます。
そう思って聞くと、例のシーンは「ヘッジモ! ヘチモ!! ヘチモ…!」と、「ヘチマ」と「へっちぇも」のちょうど中間の言葉を言っているように聞こえてきます。
真相はどうだったのでしょう?答えはもうど こにもありません。
もし「ヘチマ」だったとしたら、目に入ったもの全てを声に出しているということになります。
「目に入ったもの全部言う」という行為、電車の中で小学生が全く同じ事をしているのを、私は見た事があります。
ちなみに、富士葵さんはここで「登りきりました!」と言ってますが、この後もしばらく坂が続きます。
確かに急カーブがあるのでここで坂が一旦終わるように見えますし、ほんのちょっと傾斜がゆるくなるので、「登り切った」とも言えます。
富士葵さんは嘘はついていません。
参考までにGoogleマップを貼り付けておきます。自分の手で登ってみてください。
しばらく坂が続く事が分かると思います。
それを知っていると、動画内の「こんなところで達成感 感じてどうするんじゃい!」のシーンも、また違った味で楽しめますね。
西湖〜県道71号線
・西湖、サイコー!!!
印象深い坂を抜け、しばらく走ると西湖に到着します。
西湖、かなり景色が良いです。
私が行った時は明け方だったので、朝もやに包まれた西湖が本当に幻想的でした。(写真だとよく分かりませんが)
ほぼ平坦で緩やかな上り坂ですが、道が割とキレイなのでかなりスピードも出せます。
私は「ここが距離と時間の稼ぎ時だな」と思い、かなりのスピードで駆け抜けました。
わざわざ書くほどの事じゃないかもしれないですが、ほとりのキャンプ客、かなり多かったです。
私は「"ほとりでキャンプをやってます" じゃん…」と思いながら通り過ぎました。
「ほとりでキャンプをやってます」地点
右を見てズームアップするとキャンプ客が見えます。
必死にチャリンコを漕いでるこっちからすると、かなり羨ましく思えます。
・美味しんぼの店
そして、西湖を抜けるとすぐに配信でも紹介されていた「美味しんぼの店 ボア」が見えてきます。
食べログの評価は★★★☆☆でした。これをどう思うかは、それぞれのインターネット経験値によりますね。
美味しんぼの店 ストリートビュー
国道71号線〜ミルクランド
西湖と美味しんぼの店を過ぎると標高差300メートルのヒルクライムが始まります。
・怖すぎる
私はここのヒルクライムが、今までチャリンコに乗ってた中で一番怖かったです。
今回の富士イチの中で一番怖かった、ではなく"今までチャリンコに乗ってきた中で"一番怖かったです。
富士葵さんは今回の富士イチに関して、過度に心配されちゃう事を気にしていたように思うので、もしかしたらAoi ch.側が配慮して、あまりそういう恐怖を煽る演出をしていなかったのかもしれません。
単に富士葵さんの口数が少ないから使われてないだけかもしれませんが。
そういった事情がありますので、具体的な描写を避け、その時に私が感じた事を箇条書きで書いていきます。
・マジ?
・マジじゃん
・え、やば
・やばいやばいやばい早くこの地帯抜けなきゃ
・無理無理無理無理怖い怖い怖い怖い怖い
こんな感じです。
「ビワイチ動画のコメンタリーのパートで言ってたところ、多分ここじゃないかな…?」
と言えば伝わる方もいそうですね。
恐怖に駆られた私は前日の疲れや今後のペース配分とかを全部無視して、全速力で駆け抜けました。
本当は富士葵さんが羊羹を食べた通称「羊羹展望台」で羊羹を食べようかと思ってたんですけど、そんな気持ちの余裕もなく、ひたすら全速力で走り抜けました。
今では少しだけ後悔しています。
ここに関しては、自転車に慣れてる人には是非自分の足で行って見てほしいなと思うポイントです。
ここを知っていると、「いや、本当に葵さんすげえよ。よくやったよ。」と更に思えるからです。
と、ここまで書いて動画の当該箇所を見返してみたら「楽しいわ」と言ったあとにガタガタ道に揺られて「ワッハッハ!」と元気に笑ってたので、自分が経験した体験が特殊だっただけなのかもしれませんね。
私からしてみれば「なに笑とんねん」です。
ちなみに、葵さんの顔に枯葉が激突したポイントもこのエリアなのですが、私が走ってた時も枯葉が顔面に直撃しました。
もしかしたらチャリンコ乗りを狙った枯葉投げ師が常駐しているのかもしれません。
マジでどうでもいいかもしれないですが、枯葉が顔面に激突したポイントはたぶんここです。
・ご褒美&絶景すぎる下り坂
この後は標高差600m、距離にして(たぶん)15kmちょっとの下り坂です。
ここの下り坂ですが、しばらく登った直後の下り坂であることに加えて、今まで森に隠れて見えなかった富士山も見えるようになるので、あらゆる意味で「ご褒美」です。
今回、私は本当に全く写真を撮ってないので動画の絶景スクショを貼っておきます。絶景すぎる。
こういった景色がしばらく楽しめます。
写真だとどうしても富士山のサイズ感が伝わらないですが、肉眼で見ると本当に息を呑むほど美しいです。
最後に、配信33:32頃に出てくる「ファーマーズ "チッキン"」のストリートビューを載せておきます。
ちなみに、このままストリートビューで前進すると、おそらく富士イチを楽しんでいるであろうチャリンコ乗りが映り込んでます。
富士ミルクランド〜県道72号線→国道469号線
そして、絶景を眺めながらひたすら下った先には富士ミルクランドがあります。
・小休憩
私もここミルクランドで休憩しました。
このツイートした時の気持ちを思い出して無理矢理言語化するとこうです。
・ミルクランドじゃん!道、合ってた!よかったー!
・絶景すぎる!
・ほんとは昨日、ディズニーシーに行く予定だったんだけどな…。
・もしかしてツイート文を「へっちぇも…」で統一するの、分かりづらい上に、そんなに面白くないかもな…。
こんな感じです。
ちなみに、私がミルクランドに到着したのが朝7:30くらいなので、ミルクランドは営業しておりませんでした。
私もカレーとかジェラートとか食べたかったです。
ミルクランドの奥の景色はこんな感じです。写真だと伝わりづらいですが、遠くに見える山々が非日常過ぎて、かなりテンションが上がりました。
私はこの風景を見ながらミルクランドの自販機でモンスターエナジーを買い、飲みました。
ミルクランドでモンスターエナジーを飲む人、一日に何人いるんでしょうね。
富士ミルクランドストリートビュー
国道469号線→御殿場
そして、「ご褒美」と束の間の休憩を終えると、再びヒルクライムが始まります。
・最後の頑張りどころ
国道469号線ですが、ブルーラインは引いてある箇所はあるものの、車で走る事しか想定してないんじゃないか?と思うような道路です。
歩道は無く、左は側溝、右は車、いつまでも続く上り坂。
とにかく逃げ道がありません。
前日から走っていた私からしたら、あまりにも地獄でした。
上り坂では本当に脚がどうやっても動かなくなり、ちょっと漕いでは歩き、ちょっと漕いでは歩き、を繰り返しながら登りました。
・動画でカットされた隙間のドラマを想像する
本人たちが配慮している可能性を考えて、具体的な描写は避けますが、この地帯の大変さ、危険さは、動画や配信ではほんの少ししか伝わっていないと思います。
実際のところ、私が今回の富士イチで一番きつかったのはここでした。
のぼり坂は延々と続き、休憩できる場所もなく、ひとけもない中をしばらく走らなければいけません。
私は日中にここを走ったので、精神的なストレスは少なかったですが、富士葵さんは暗い中ここを走ったという事でしたので、そのストレスは相当なものだったと思います。
この辺の大変さも、実際に経験してみると動画の楽しさが増しますので、行ける方はぜひ行ってみてください。
編集で数分にされてしまった中にあるドラマを想像することが出来るようになります。
県道72号線から国道469号線への入口
自転車に普段乗らない人はここからストリートビューで疑似体験するのもありだと思います。
ちょっと前進すると国道469号線にぶつかりますので、そこを左折してください。
具体的には、このスクショのあと、コンビニに着くまでのおそらく1時間半~2時間半くらいが「無言すぎて」カットされています。
カットされた部分だけ見たい方は下のストリートビューからどうぞ。
情報が少ないので確証はないですが、おそらく↑のスクショはこのポイントです。
街灯のない暗闇の中、富士葵さんがどんな道をどんな思いで走っていたのかを想像すると、動画の楽しさが増すかもしれません。
・野良スパッツ
そんな大変な地域を走る中、私の目に飛び込んできたのがコレです。
スパッツこと、レーパン。
富士葵さんが配信にて「スパッツの色違いが落ちていた(配信43:19頃)」と言っていたのを覚えていたので、すかさず写真に収めツイートました。
その後このツイートに富士葵さんからリプが届きます。
このスパッツだったようです。
このスパッツは普通ならなんでもない野良スパッツですが、この時だけは「聖地」でした。
野良スパッツが「聖地」になる事ってあるんですね。
期間限定の聖地を巡礼できた私は「本当に富士イチに来て良かったな」と思いました。
「誰かが下に落ちていたのを移動させた」と思わせる内容も、謎が深まって良いですね。
スパッツがあったポイントはここです。
もし富士イチに挑戦する際は「まだスパッツが残っているのか」も気にすると楽しいかもしれません。
・最後の休憩 旅の終わり
高低差400m(多分)を上りきり、下り坂をしばらく下るとセブンイレブンがあります。富士葵さんはざっくり「コンビニ」と呼んでいましたね。
この画像はそのセブンイレブンから撮った画像ですが、本当に絶景です。
この写真には写っていませんが、一面にススキが群生していて、視界いっぱいに黄金が広がっています。
辛い思いをした最後に目の前に現れる、一面の黄金と富士山とセブンイレブンは、あまりにも現実感が無く、本当に天国のようでした。
この辺の風景も、富士葵さんの動画や配信だけでは見れない風景です。
自転車に慣れてる人や、車やバイクで来れる距離に住んでる方は是非見に行ってみてください。かなり痺れます。
葵さんはここの風景を動画で残せなかった事を残念がっていましたが、その事でこの風景が「実際に来た人にしか見えない風景」になっていて、私にはかなり特別な風景に見えました。
余談ですが、富士葵さんはミルクランドを出てからここに辿り着くまでに4時間かかっています。一方の私は2時間半で辿り着きました。完全に私の勝利ですね。
コンビニ(セブンイレブン)
御殿場(ゴール)
ススキに囲まれたセブンイレブンから30分後、ゴール地点である御殿場に到着しました。
スタート時と大体同じ時間に同じ場所で撮ったので、スタート時と全く同じ写真が撮れました。
そして、私はここ御殿場から自宅まで約94kmを7時間かけてチャリで走って帰りました。私にとっての本当の地獄はこの94kmだったのですが、それはまた別のお話です。
そして18:30頃に無事帰宅し、私の二日間は終わりました。
2日間の走行距離は311km、獲得標高は3800mとなり、自転車に乗っていた時間は休憩時間も含めると約25時間30分ほどでした。
帰宅時の私のツイートはこちらです
この時に考えていた事を今思い出して無理言語化すると以下の通りです
・富士いち、達成しました
・ゴールしちゃうと
・辛かったこととか全部忘れるくらい
・今はめっちゃ最高な気分
偶然にも、富士葵さんが富士イチを走り切った時と一言一句違わず同じ気持ちでした。(動画28:06頃より)
以上、私の富士イチのレポートは終了です。
感想
・真面目&長文なので読み飛ばしてOK!!
今回、富士イチを自分で体験してみて、「富士葵さん、ほんとすごい」と改めて思いました。
初心者がソロで行くにはあらゆる意味であまりにも過酷なチャレンジだったと思います。
走行距離・獲得標高・走行時間という、数字だけでは見えてこない過酷さがそこにはありました。
そして、動画では伝わらない美しい風景もそこにはありました。
それを身をもって知ることが出来て、動画や配信の楽しさがグンとあがり、本当にやって良かったなと思いました。
そして、富士葵さんに対する尊敬の念もさらに増しました。
また、走行中、風景の美しさだけでなく、普段気にしないような道中のちょっとした小ネタも「聖地巡礼」として楽しめたので「富士イチ」そのものの楽しさも増しました。
私個人としましては、普段平地ばかりを走っていますので、今回のチャレンジはかなり不安でした。
1泊2日で、数字だけで言えば富士イチを2周するようなものでしたので、完走できる気があまりしていませんでした。
「無理して怪我したりしたら結果としてAoi chに迷惑がかかる可能性があるな」と思いましたので、ちょっとでも無理そうなら引き返すつもりでした。
でも、やれば出来るもんですね。かなり自分に自信がつきましたし、結果としてはものすごく楽しい経験ができました。
そういった貴重な経験ができたのも、Aoi chのおかげです。
本当に感謝しています。
終わりに
本記事は富士葵さんの富士イチ動画を、自転車に乗らない方でもさらに楽しめるようにと思い、書かせていただきました。
そして本記事は「富士葵ちゃんと振り返る Advent Calendar 2023」へ寄稿した記事となります。
他の方々の記事も興味深く、面白い記事ばかりなので是非ご覧ください!
以上、最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!!
まきこ
本当は後日談として「富士葵さんリスペクト企画・富士イチをした翌週なら山手線一周"徒歩でも"余裕説」を行った時のことや、富士イチから帰ってきた翌々日に「キクノジョーさんの関西弁をマネする富士葵さんをベースで弾いてみた」を撮影した話や、「ワンマンライブにレーパンを履いて行った話」などを盛り込む予定でしたが、あまりにも長くなるのでやめました。
ヤマイチやレーパンはもちろんのこと、「キクノジョーさんの関西弁を真似する富士葵さん」をベースで弾く事にしたのも、実は富士イチが発端になっています。本当に長い話になるので詳細は記載しませんが。
…今年はAoi chに出会えて、たくさんの楽しい思い出や、新しい出会いや挑戦が生まれた一年でした。
Aoi chの企画動画や定期生や歌という普段の活動が私に与える刺激はとてつもなく大きいです。
富士イチも含め、何をするにしても、その刺激に対して、頭より先に身体が勝手に動いている感じがします。
こんなに魅力的で刺激的なコンテンツに出会えて、本当に良かったなと思っています。
そんな日々がとても楽しいので、これからもAoi chを追いかけ続けて、来年以降も、楽しく過ごしていこうと思います。
まきこ
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