見出し画像

自己ベストしか出せない(1月の活動報告)

「売れるマンガを描きたい」と思った時、何をするべきだろう?

売れているマンガを読んで、売れている題材を描けばいいのかもしれない。売れている絵柄を真似して、売れているストーリー展開を参考にして、売れている決め台詞みたいな決め台詞をつくって、それを全部組み合わせれば、売れるマンガになるんじゃないか。

と思うじゃない?
それは無理なんです。

売れている作家は実力も兼ね備えているので、実力がない状態で同じ道具を使いこなそうとしてもできない。道具を使いこなすには見えている以上の鍛錬が要る。使いこなせなかった部分は不自然に浮いて見えてしまう。(正直「あ、これは、売れ線に寄せるためのテコ入れがされたなー‥」という作品は、みなさんも普通に読んでいて分かってしまったり、するでしょう)

次の作品は売れるものにしたい!と思った時に、実際に描けるものの最大値は、「売れるものをうまく組み合わせた売れる作品」ではなくて、「コジママユコの自己ベスト」でしかないんだなぁ。

そんなことをひしひしと感じる日々。作品に現れるのはいつも、小さな実感を積み重ねた先にしかない。

1月の活動報告です!

連載中の作品について


ここから先は

1,584字

この記事は現在販売されていません

サポートありがとうございます。とっても励みになります。いただいたお金は、描き続けるための力にします。具体的には、東京の勉強会への交通費とか、おいしいものとか‥です。