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どうでもいい会話(9月の活動報告)

「どうでもいい会話」の描写に苦労している。

日常を舞台にしたマンガのネームに取り組んでいる。日常なので、日常会話(飲み屋でするようなどうでもいい会話)のシーンが度々あるのだけど、それが上手く描けない。

私のマンガは「実際にあったことを/初めて見る人でもわかるように/描く」というやり方を基本にしている。なので、どうでもいい会話のシーンは実際のどうでもいい会話を元にすると描けるのだけど、これが、どうでも良すぎて覚えていないのである。

ここ最近の私のnoteを読み返すと、「記憶」の話題が多いなと思う。やっぱりマンガを読んで「ああ、こういうことあった!これは私の物語だ!」という感想を持って欲しいので、記憶の精度は重要なのだ。

記憶力だけが自慢の学生時代だった。学校の勉強が将来何の役に立つのか分からなくて、テストだけで使うんだからテストのときだけ覚えてればいいじゃん、と思ってテスト勉強はほとんど全て一夜漬けだった。でもそれでも成績は悪くなかったので、最近の加齢による記憶の衰えには、ちょっとアイデンティティの危機を感じている。

夫に「最近、何か物を取りに部屋に行くまでのあいだに、別の考え事をしちゃって、何を取りに行ったか忘れちゃうんだよ‥」と言ったら、「そんなの、俺は前からそうやけど!?」と言われた。そ、そうか。そういえば夫は会話の途中でも違うことを考えたりするほど、気が多いやつだった。

9月の活動報告です!

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