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2023.10.13 三遊亭金朝の会 @向じま墨亭


本日の演目※敬称略
芋俵 目黒のさんま 仲入り  茶の湯
           三遊亭金朝


8月に黒門亭で拝聴してから、ずっーと楽しみにしていた三遊亭金朝師匠の墨亭での落語会
ドキワクしかなかった。 黒門亭でのド直球な中村仲蔵 圧巻。色んな方で拝聴してきた噺なのに、まるで初めて落語を聴いたレベルの衝撃と驚きでした。演者、一門によって、噺の主が違うこともある位は、愚者でもわかります。が。そんなんじゃなかった。全くはじめましてだった 中村仲蔵 さん。こんな視点がまだまだあるんだと。改めて落語の伸びしろ、奥深さを再確認させて頂きました。失礼ながら、黒門亭で初拝聴するまで三遊亭金朝師匠のことを全く存じ上げていなかったことをひたすら猛省した日でもありました。

黒門亭後、協会HP、SNSなどで、沢山落語会開催されてる事は知っていましたが、あえて墨亭まで熟成させました。ネタ出しをされている事が金朝師匠殆ど。正直、ネタ出し得意ではない。今日は何を聴かせて貰えるんだろう?  を楽しみたい派。極力、予備知識や雑音(挨拶会、悪口大会…) も耳にしたくない。他へ行けば、どうしても避けられないこと。
だからこそ墨亭までひたすら我慢。黒門亭のトリとは違い、まくらもたっぷりだし、全く違う三席の金朝師匠カラーを堪能させてもらいたかった。一席目から期待値以上。失礼ながら、見た目と違い穏やかで優しい語り口な金朝師匠。お人柄なんだろうな。決して大きな声ではなく、ゆっくりと紡ぎ出された言葉たちが、一つ、一つ すっーと耳に入ってくる。なにより、瀧口先生が階下で笑っている。間違いない。三遊亭金朝師匠。久しぶりに、じっくり腰を据えて聴きたい噺家なのだ。三席とも、比較的笑い大目な演目では、あるけれど、金朝師匠は力技で笑わせたりもしない。自然と口角が上がってた。気づいたら、その場面の片隅にいさせてもらえてた。擦れっ枯らし冥利。この空間で、こんな時間を過ごせた。ただただ至福しかない。貴重なあんな話、こんな話も聞かせていただけた。「何もお返しできないから、せめてお土産ばなしにしてもらえてたら」笑顔でそんな事を言ってくださった。むっちゃエエお人や。瀧口先生のオススメにハズレなし🎯 ドンピシャ。ドストレートばかり。「良かったら」は素直に聞かなきゃダメ。 
次回開催は、12月の予定。詳細は決まり次第また墨亭post か 金朝師匠 SNS ご参照ください

終演直後の本日の髙座


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