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江戸の師匠方は《客いじり》はほぼされない
上方は《客はイジられてナンボ》客が噺家をイジる事も

なので、江戸ではまくらでちょっとだけイジられた事は
何度かありますが…《歓喜の雄叫び》レベルは2回
自慢話にしかならないのですが

1回目は3年前京都にて。上方の会ではなく、2月に毎年このエリアツアーをされてる大人気のアノ師匠。
大阪と京都で独演会、繁昌亭、映画トークイベントに伺わせて頂きました。関西で師匠が暴れる姿拝見したくて。
1日目は大阪で夜公演。翌日は休み。3日目が繁昌亭(昼席)→映画トークイベント(京都)→京都独演会(夜公演) なぜこの距離を時間帯被りまくりで? 綿密に下準備して移動しました。トークイベント後に物販サイン会を急遽?して頂けることに。そこで師匠に大阪、繁昌亭、映画トークイベント、これから京都独演会にも参戦します!って報告したら「ありがとうございます ん?繁昌亭に来てくれて、ココ間に合ったの? 凄いね ずっと同じ話でごめんなさいね 」多分? 絶対に師匠は、私を関西エリア住みだと思っているんだろうな… 本来ここまで。ここまででも十分だった。トークイベント会場から徒歩で独演会会場まで。余韻に浸りたくて、ウキウキしながらあえて徒歩移動。御所や周辺は見知った場所だけど、会場は初。今回の前方は九番目の弟弟子。師匠→弟弟子→師匠 ←ココのまくらで突然「今年もこの時期に関西を回らせてもらってます。2日前から大阪入りしてます。今日は、繁昌亭出番頂いて、ここの前には映画のトークイベントしてきました。ずっと来てて、そこにも来てくれてたお客様がどっかにいるんだって。ありがとうございます」嬉しさより驚き。衝撃でした。自分ごときをまくらにしていただけて。先にも記しましたが、私を関西住みと思われた師匠の優しさからだと思っています。江戸からのただの遠征隊で本当に申し訳ありません<(_ _)>

本当に記したいのは、ここから。つい先日、お世話になりっぱなしの地域寄席で新しい会がスタートに。これまたお世話になりっぱなしの師匠がお出番との知らせに参戦。その師匠からのとびっきりのサプライズをして頂きました。ネタは【三枚起請】師匠らしく登場人物たちが噺の中で楽しく賑やかに、自分だけが花魁から貰ったはずの起請が三枚ある。若旦那が棟梁に見せた起請。花魁·喜瀬川の名前と本名?←コレが!!ビックリでした。私の苗字と名前の一文字目が師匠の口から… え?え?え? 今のなに? 聞き間違い? 終演後に師匠に「聞き間違い? 錯覚かな?」にイタズラっ子の笑顔で「さすがに本名全部はまずいから…苗字だけね」 なっ!なんですと! (*´艸`*) もぉぉ なんて嬉しいサプライズをサラッと何もなかった様にブッ込んでくるなんて!お席亭も「あ〜 ○○って言ってたね〜 客殺しだな」はい。烏殺さず、師匠に見事に殺して頂きました (///ω///)♪ 初めて師匠を拝聴してから、今年で丸3年。細やかなご配慮をして頂く、筆まめな師匠。本当にわがままなお願いばかりをしてしまって、ご迷惑おかけしてますが、これからもどうぞよろしくお願いいたします <(_ _)>