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2023.4.16 柳家小平太 蔵出しの会@無何有

本日の演目※敬称略
風呂敷 火焔太鼓 仲入り 笠碁
          柳家小平太

約1年ぶりに伺わせて頂きました。迷わず辿り着けた自分を褒めたい。
本当に滅多に演らない、演ったことはあるけど…などなど兎に角、定席でも他の落語会でも聴けないレアなラインナップが堪能出来る会。引っ張り出してきた感が全くないレベルのクオリティばかり。
ご夫婦まくらだったので、てっきり厩火事かと思ったら…柳家で、ご一門初拝聴風呂敷にビックリ。まさか柳家風呂敷を拝聴出来るなんて。一席目にして、満足度超え。木戸銭以上。相変わらずの安定感。蔵出しなのは普通に熟成期間を待っていただけなんじゃないか? 小平太師匠で正直を感じてしまったのは、たった1回。それ以外ほぼパーフェクト。期待値を超えない事がない。そのたった1回は自分が勝手に想定したハードルが高すぎた。それだけ。そのハードルをそんなに簡単にクリアされても困るんだけど。無難にとか、こんなもんでしょ。なんてレベルじゃない。初めて拝聴したのは、真打ち昇進直前の2018。その頃からブレない安定感。まだまだ落語初心者の🔰にも直ぐにわかった。「この人は凄い」真打ち披露興行にも、その時初めて参戦しました。聴く度に、噺の完成度とそのクオリティに驚くばかり。柔らかくて、温かいお人柄まんまの小平太師匠の噺の中の登場人物たち。優しいばかりではなく、芯の強さも持ち合わせていて、その絶妙なバランスがご一門の中でもズバ抜けていると言っても過言ではないはず。仲入り前二席は本当に明るく、楽しくでしたが、仲入り後に黒紋付き姿で髙座へ上がられた小平太師匠。この空気感。さん喬師匠の黒紋付きと同じだ。
やばい。泣かされるのか?? そんなの聞いてないよ~ 📢📢   まさかの笠碁。まさかは期待外れの意味じゃなく、ご一門で笠碁を拝聴する事がさん喬師匠以外にほぼない。難しい噺ではないけれど、さん喬師匠の【猫ババア】のイメージが強烈過ぎて、中々演りづらい演目なはず。小平太師匠も一瞬だけ猫を膝の上に乗せただけでした。そしてまさかの【あくび指南】が…詳細は控えます。柳家小平太恐るべしです。三席は長すぎず、短すぎずの約1時間半。ギュッと濃密濃厚。だけど凭れたりしない。満タンにさせて頂きました。五月下席 昼の部@池袋演芸場での、初主任に向けて小平太師匠 エンジンがかかってます。初日(5/21)は休演されますが、31日まで昼の部あるので、実質10日間になるそうです。顔付けも豪華です。今からめちゃめちゃ楽しみです。

5月下席@池袋演芸場
柳家小平太主任興行

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