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農業と地域のブランディングデザイナーの雑感

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農業と地域のブランディングデザイナーが、日常の中で感じたことをまとめています。
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#循環型社会

なぜ地域と農のデザインを、仕事にしてるの?

「奇跡的なご縁があったからです」 と、いつもお答えしています。 - こんにちは、 コトリコのブランドデザイナー江藤梢です。 今回は、よくいただくこの質問を、 15年目の歩みと共にここに残したいと思います。 こんなデザイナーです地域や農業界隈の クリエイティブ関連の仕事をしています。 独立して15年目、法人化して8年目です。 お仕事は公式サイトにまとめていますので、 よろしければご覧ください。 ▼株式会社コトリコ 基本的な考えかた もっとも大切にしてきたのは、 ”ク

日本でも使われ始めた「カポック」【ファッション×第一次産業】

「カポック」という素材、皆さまは知っていますか? 木の実由来の新素材と言われています。 これをブランドの柱として展開しているアパレル企業さんがあります。 KAPOK KNOT(カポック ノット) 二階堂ふみさんのこの広告に出会ったことはありませんか。 私は度々、SNSやニュースで目にしていました。 KAPOK KNOTは、 創業75年のアパレルメーカー双葉商事株式会社(東村山市)の 4代目である深井喜翔さんが立ち上げたブランドです。 アパレル業界の大量生産大量廃棄を課

医療から生まれた、土に還る1枚【ファッション×第一次産業】takes.

竹100%でできた「TAKEFU(竹布)」という素材があります。 「TAKEFU」は、医療用ガーゼのために開発されたナファ生活研究所さんの竹でできた繊維です。 竹は抗菌作用などがあるとして、昔から日常の食などあらゆる場面で活用されてきました。これをTシャツに落とし込んだブランドがあります。 それが、「takes.」です。 takes.(テイクス)「竹を使った素材で人々を健康に」 という想いから生まれたブランドさんです。 製法や販売の一連全てが ”人の健康と地球の環境のた

”実は、革製品ってサステナブル”【ファッション×第一次産業】

「革製品はのためだけに、動物の命をいただくことはありません」 この言葉は、日本皮革産業連合会(JLIA)が発行する「Thinking Leather Action(TLA)」事業のパンフレットで掲げている言葉です。 「動物からいただく命は、余すところなく活用」されるそうです。 2022年に大きな話題となり世界的賞も受賞した篠原ともえさんの「ザ・レザー・スクラップ・キモノ」。この作品も展示された、東京レザーフェアからこのパンフレットは届きました。 私はもともと革製品が好き