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凛と


こうなることは最初から決まってたんだって思うことで、気持ちが落ち着くことがある。運命を受け入れるような。

でも、〈この先も全部決まってる〉とはどうしても思いたくない、抗いたいと思う自分もいて。

普段はどうせ変われないと思っている、思わされることばかりでも、変われるかもしれない、なにかが起こるかもしれないって心のどこかでは思っているということなのかな。

それは、9回裏2アウトビハインドの場面でも逆転を信じて願いを飛ばすように、自分の人生のことも、ほんとうは諦めていないってことなのかもしれなくて。

〈お前の正体〉は、自分の中にある不安や苦しみかなぁと思ったときに(誰かへの憧れや嫉妬、羨望の気持ちなのかな、とも思う)、自分の中にもいろんな感情や思いがあって、誰かに見せる顔も一つではなくて、〈っていう役〉の連続で自分が出来ているのかもとか、いろんなことをぐるぐる考えている。

自分は自分にしかなれないということを嫌というほど実感している自分と、でも、〈とか終わってる台詞〉のようなことを思ってしまう自分が心の中でせめぎ合っている、そういう歌なのかな、と今の私は思っている。

尾崎さんがこの歌詞に込めた思いはわからないけれど、私はラジオで流れたこの曲を何度も聴いていて、そんなことを思った。

誰にも言わない悲しみで涙のにおいが甘くなる
誰にもなれない悲しみは涙の色に似てる

サビの二行がとても好きだ。(日本語が母国語でよかった)綺麗。

誰にもなれない=透明人間=涙の色に似てるってことかなぁと最初聴いたときに思ったけれど、〈誰にもなれない〉の解釈の仕方で全然ちがうと思うから、答えは出ない(当たり前だしもどかしいけどそれでいい)。

涙のにおいって、その言葉自体が、わたしの中にはなかった。でもすごくいいなあ、〈涙のにおい〉

〈いかにも普通の 普通ってなんだろうな〉
のところの尾崎さんの声がとてもとてもとても好きで、歌詞も本当にいつも思っていることで、聴くたび胸がぎゅっとなる。

なんでこんなに良い曲ばかりを生み出せるの~~~
そして歌声最初に聴いたときから大好きだけど今のが一番好きだ~~~

雑誌で言っていたけれどすごくクリープハイプだなあって思う曲だった。

CDが手元に来るまであと一週間。
早く聴きたいな。
他の曲もとてもたのしみ。

minaでEPを紹介してるところの言葉うれしかった、早く受け取りたい。
発売日が住んでる街の開花予想日🌸で、ちょっとうれしい(と思ったら早まっていてその頃にはほぼ満開…!)

何回も書き換えた、もうこれで終わりにする、と思っている2023.3.23 午後 

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