自分の力で稼ぐ面白さを伝えたい | アンティークコインギャラリア 渡辺孝祐
法人COTEN CREWになってくださった企業の方々への対談連載。今回は株式会社アンティークコインギャラリア代表取締役の渡辺孝祐さんです。
アンティークコイン販売の事業をしながらポッドキャストも始めた渡辺孝祐さん。なぜ、メイン事業とは全然関係のないラジオ番組をやり始めたのか聞いてみました。
対談のお相手は法人COTEN CREWでもあるreborn株式会社の羽渕彰博さんです。
法人COTEN CREWのコミュニティは、敬語を使わず「タメ語」で話すのが通例。その空気感をお伝えするため、記事内も「タメ語」のままお送りします。
稼ぐことの難しさを親父から学んだ
羽渕彰博 (以下、ハブチン):こうすけがやっているポッドキャスト「ぼくらのスモールビジネス」(以下、ぼくスモ)がおもしろすぎる!
渡辺孝祐 (以下、こうすけ):ありがとう。きっかけはCOTEN RADIOなんだ。同年代の人たちが面白いことやってる!しかも地元の福岡で!って知って、めちゃくちゃ親近感が湧いたんだよね。僕もポッドキャストやりたい!ってムラムラッときて、それで始めた(笑)。
ハブチン:COTEN RADIOを聞いてムラムラっときたのね(笑)。でも、こうすけのメイン事業のアンティークコイン販売とは全然関係ない番組を始めたのはなんで?
こうすけ:世の中にはいろんな面白い人たちがいるんだ、だからあなたももっと自由でいていいってことを伝えたいなって思ってね。
ハブチン:高単価ビジネスのノウハウも提供していたよね。お金にこだわりがあるのかなって感じたんだけど、なにか原体験とかあるの?
こうすけ:そうだね、親父の姿を見てきたからかな。
ハブチン:お父さんの姿?
こうすけ:親父は士業で独立して事業をしてたんだ。独立して効率よくやってて、家によくいたのを覚えてる。子供のころは割と家にいる親父が普通だったけど、自分が働きだしたらめっちゃ忙しくて終電帰りみたいな暮らしになって親父の凄さに気づいたよね(笑)。
お金に困ることもなく育ててもらったし、東京の大学まで出してもらったし。
でも、世の中の変化や、地方だったこともあって、親父の事業だけでは収入が厳しくなったみたいで、僕が大学2年のころに、突然上京して知り合いのビジネスを手伝い始めたんだ。
ハブチン:家族の生活を守るために新しいことにチャレンジしようとしたんだね。
こうすけ:でももともと商売人でもなかったし、諸事情あって数年でうまくいかなくなったみたい。で、親父が単発の派遣とかアルバイトとかしだしてさ、家も引っ越したし。
あの頃の親父を見ていて、お金を稼ぐって本当に大変なことだなって思ったんだ。お金を稼ぐことはもちろんだけど、複数のお金の稼ぎ方、自分のビジネスを構築するのめっちゃ大事やなと、心底実感したんだよねー。一方で、大変でも人生なんとかなるというポジティブなメッセージも受け取ったのよねー。
はじめて入金された15,000円
ハブチン:お父さん、苦労されたんだね。その頃のこうすけ自身の仕事はどうだったの?
こうすけ:外資系コンサルティング会社でエンジニアをやっていたよ。面白かったしやりがいもあった。そこそこお給料もよかったしね。
ハブチン:やりがいと安定収入があったんだね。
こうすけ:そうだね。入社する前は、やった!これで30歳には年収1,000万プレイヤーや!勝ち組や!とか思ってたけど、入社してみると、それほど甘くない。確かに収入はそこそこあるけど激務だしプレッシャーもあるし何より時間がない!僕のイメージだと偉くなればなるほど仕事楽になると勝手に思ってたんだけど、現実は逆だった笑(そりゃそうだw)
一番のきっかけは35時間連続勤務事件かな!システムのリリース直前でそんな勤務になってね。当時20代中盤で個人的にはネタになるしいっか!くらいのノリだったけど、ちょうど10歳上の先輩も同じ働き方してて。「10年後もこの生き方は嫌だ!」と思ったのが一番のきっかけかなー。
ハブチン:思い通りの人生じゃないかもって感じたんだね。その原体験が今の事業や生き方に繋がっているのかな?
こうすけ:そうだね。その時の経験が真剣に独立を考えるきっかけにはなったよね。
そのときには副業の方が本業よりも収益出ることも多かったし。
フルタイムで必死に働いてもらってる給料より副業の方が稼げるってどういうこと!?と、自分の価値観が超揺さぶられるよね。
「自分で意思決定して切り拓いたビジネスは面白い」って!もちろんつらいこともたくさんあるんだけど、選択したのは自分。だからがんばれる。
ハブチン:そっか。生き方を自己決定することが大事なんだって気づいたんだね。
こうすけ:そう、それで転売スタートで始まった事業が、独立して人を雇えるくらいのビジネスに育ったのよね。
初めてコインをeBay(イーベイ)で7,000円で買って、ヤフオク!で15,000円で売った時、すげー!倍で売れた!ってエクスタシー。
今でも15,000円が入金された通帳を時々見るよ。あの最初の気持ちを思い出したくて。
ハブチン:そうなんだ!今でも見返すほどってすごい!
皆の面白い生き方をPodcastで伝えたい
こうすけ:安心したいって気持ちから副業を始めたんだけど、面白い生き方をしている人たちに引き寄せられたって感覚もすごくあるよ。
ハブチン:恐怖心のエネルギーが別のエネルギーに変わったのかな?
こうすけ:変わった。今は恐怖心っていうより、面白いことをやりたいって気持ちの方が大きいね。ポッドキャストの制作費を出せるようにがんばってコインを売らないと(笑)。
ポッドキャストとコイン事業をやっていると、普段は出会わないような面白い人たちと出会えるんだよね。自分で選択して切り拓いたビジネスをやっている人たちって、本当に楽しそう。
そういう人のこと、世の中には面白い生き方をしている人がたくさんいるってことを「ぼくスモ」を通してこれからも伝えていきたい。
ハブチン:確かに「ぼくスモ」の最初は稼ぐノウハウだったけど、COTENメンバーのたかちんやCOTEN RADIOパーソナリティの樋口さんがゲストで出たころから、彼らの生き方にフォーカスする感じに内容が変わってきてるよね。
こうすけ:そう。深井さんにもぜひ出てほしい!
ハブチン:そうだね、それも聞いてみたいなー!
ここまでお読みいただきありがとうございました!
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