123. 視能訓練士主導のバーチャル神経眼科クリニックの品質保証監査

A Quality Assurance Audit of an Orthoptic-Led Virtual Neuro-Ophthalmology Clinic

Smith J, Hirst N, Yagan A. Br Ir Orthopt J. 2023 Mar 10;19(1):7-14. doi: 10.22599/bioj.289. PMID: 36909675; PMCID: PMC10000316.


はじめに:神経眼科は需要が増加している。このような需要やキャパシティの問題にどのように対処するか,またバーチャルクリニックをどのように利用するかに関する文献が不足している。バーチャルクリニックは,他のサブスペシャリティ分野では定員や需要の問題に対処するのに役立つと認識されており,医療者主導ではないクリニックの報告もあり,国民保健サービスの長期計画と国民計画でサポートされています。当院の視能訓練士(orthoptic)主導の神経眼科バーチャルクリニックの品質保証監査について紹介する。

方法:バーチャルクリニックは,定員と需要の問題に対処するために2014年10月に開発されたが,バーチャルレビューのために視能訓練士が訓練されたのは2019年以降である。本稿では、視能訓練士とコンサルタントのバーチャルレビューの一致を確認するために実施した品質保証監査の概要を紹介する。

結果:2021年1月から8月にかけて,バーチャルクリニックに通うすべての患者を訓練された視能訓練士がレビューし,その後,神経眼科のコンサルタントが一致を監査し,163人の患者が確認されました。視機能状態や光干渉断層計の解釈に関して,視能訓練士のレビュアーとコンサルタントの間で100%の一致が見られた。レビューされた患者のうち,100%の患者が満足し,96%の患者がバーチャルクリニックでの診察を再び受けたいと考えていた。

結論:神経眼科専門医に対する現在の要求は,新しい働き方を模索する必要があることを意味している。私たちの成果は,視能訓練士と眼科医の間で高いレベルの同意が得られていること,そして患者満足度が高いことを示している。私たちは,視能訓練士が神経眼科患者のケアにおいて貴重な役割を果たし,定員と需要の問題に対処するのに役立つことを明らかにしたいと思う。

※コメント
イギリス🇬🇧からの報告です。
率直におもしろいなと思いました。いろんな働きがありますね。

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