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vol.9 覚えることのあれこれ

どうも!コタです!

さて、今日お話しすることはvol.3  院試の傾向でも取り上げた暗記事項についてです。


まずは代謝回路からです。

代謝回路はすべての代謝生成物の化学構造式まで覚える必要はありませんが、

①各代謝生成物の名称

②各化学反応を媒介する酵素の名称

③各化学反応に伴う基質と副産物

を、すべて図として描けるようにしていました。

この時に参考にした図はvol.4  院試勉強法 Part1でご紹介した、基礎からしっかり学ぶ生化学に記載されている代謝回路の図をそのまま覚えました。

代謝回路もかなりあり、一つの代謝回路につき何十回も描いたのでこの勉強にはかなーり時間を費やしました。


次は実験の原理です。

院試では実験の手法をそのまま書かせる時もあるので、どのような目的、手順でこの実験を行うのか、どのような作用によって目的の実験結果が得られるのかを全体の流れをつかみながら覚えました。

ゲル濾過クロマトグラフィーを例に挙げると、

この実験はタンパク質を分離したい時に行う実験である。まず、カラムに多孔質のビーズを詰める。分離したいタンパク質を含む溶液を流すと、ビーズは多孔質であるため、小さい(≒分子量の小さい)タンパク質はビーズの孔に入り込み溶出が遅れる。逆にビースの孔よりも大きい(≒分子量の大きい)タンパク質はビーズの孔に入り込まないため何も阻まれることなく溶出される。この溶出速度の差によりタンパク質を分離できる。

と、いった感じで複数の情報を一連の流れとして書けるようにしました。実験手法は数え切れない程多く存在するのでどこまで覚えていいかわからないかと思われますが、過去問に出たもの、vol.5  院試勉強法 Part2でもご紹介した『The Cellに掲載されているものを中心的に覚えていれば大丈夫です。


最後はセントラルドグマなどの分子生物学についてです。

これらは頭の中でアニメーションとして流れをイメージできたらもう最強です。
これもvol.4  院試勉強法 Part1で話したようにEssentialを周回することで覚えられます。細胞内のシグナル伝達は図に何度も描いたほうが覚えやすかったです。

勉強を進めるうちに参考書によって物質名が異なることがあり、不安になりますがあまり深く考えずに覚えやすい名前で覚えてください。


あと、僕が受験時に実験の原理、セントラルドグマなどのことをまとめたファイルがあります。
正直、自分でまとめたほうが定着するし、5500字程度のクオリティーですのであまり期待しないでください。笑
それでも欲しいよ!だったり、応援の意味も込めて購入したい!という方がいましたら嬉しく思います!笑

とりあえず、すぐにスマホで見れるようにpdfファイルと、更に自分で付け加えることができるようにdocxファイルを添付しておきます。


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89字 / 2ファイル

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